ピーコはものすごく頑張って頑張って、
昨晩家族に見守られながら、眠りにつきました。
実は、昨日いつものように一緒に店番をしていたのですが、
お昼頃から様子がおかしくなってきたので、
奥さんと共に帰宅させ、自宅でゆっくりさせることにしたのです。
その後は夕方まで30分ごとに激しいけいれんを起こし続け、
それがかなりの苦痛を伴っているものならと、
家族で相談し、そして最後の決断をすべく獣医さんに連絡をしました。
病院へ向かう途中、早咲きの桜の木があることを思い出し、
少し寄り道しピーコをそこに連れて行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/67/3bf6e4f3c7f77b97370b6cb79caa75bc.jpg)
「ん?何これ?桜?」
これで今年もピーコと梅、桃、桜をちゃんとお花見できました。
その後通りの向こうに見える病院まで向かったのですが、
いつもなら歩くのに面倒だと思う距離がこの時はやけに近く、
「このままずっと、延々道が続けばいいのに。」と思いながら歩きました。
病院に着き状況を説明、そして軽く診察。
今この状態で頑張っているのが信じられない状態だとのこと。
そして、痛みを取り除いてあげるための、最後の決断も立派な治療の一つですと。
そのうえで、もう一つの選択肢を提示してくださいました。
それがモルヒネによる痛み止めのパッチ処置。
いわゆる麻薬に相当するので扱いも難しいのですが、その鎮痛効果はかなりなものであるとのこと。
そして効き始めるのに半日ほどかかるものの、その後は3日ほど効果が持続するそう。
そこで私たちはそちらの処置をお願いし、再びピーコと共に家に帰ることができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/4d/88d378a41a983319c94492eade64faa8.jpg)
「またお家に帰れるね♪」
(だから嬉しくて、つい寄り道しケーキを買ってしまいました。)
驚くことに、そんな状態でも目の中にはしっかりした光と力が宿り、
私たちの姿を常に確認するように追いかけてくれており、
帰宅後は娘の声に耳をあげ、頭をなでてもらえば しっぽも振りました。
だから意識はしっかりしており、まだすべてのことをちゃんと理解できている、
そういうことはまちがいなかったと思います。
その後夕方から2時間ほど痙攣もないので、
ほっとし、缶ビールを開けながらピーコを眺めて過ごしていると、
いきなり口を大きく開け、足をつっぱりだしたすではないですか!(午後8時10分頃)
これがその痙攣か!とそう思い、家族みんなで声をかけ体をさすりました。
すると、それは短時間で収まりすぐに力が抜け、息も深く静かに、「ふ~、ふ~」と。
ああ、よかった、今回は短時間だった…
とそう思いながら頭をなでていると、
あれ?なんだか様子が違う?
最後は奥さんが確認しました。
つまりあれは痙攣ではなく、まさに眠りにつく瞬間だったのです。
そうか、そうだったのか…
おそらくはパッチの効果はまだ出ていなかったとは思いますが、
それでも帰宅後の様子や、最後の姿を見ていると、
やはり家に連れて帰れてよかったと思います。
なにより、大好きな家族みんなに見守られ、声をかけられ旅立てたから。
思えば、昼過ぎからの痙攣というのも、実はただの痙攣ではなく、
その都度その都度、逝ってしまいそうなのを踏ん張っていてくれたのかもしれない。
そして、何とか頑張って、家族全員そろうのを待っていてくれたのかもしれない。
いや、そうに違いない。
何よりも、私たちがあの子を大好きだったのと同じに、家族のことが大好きな子だったから。
2007年8月21日、訳があり、不幸な生い立ちで3歳過ぎにうちに来て、
当初は、見るもの聞くもの、すべての人間が怖く、おびえることしかできなかったピーコ。
(特に男の人を異様に怖がり、私が触れると恐怖で脱糞するほどでした。)
だから家族でも、
「いつかこの子がしっぽを振り、楽しく一緒に散歩ができる日が来るといいね。」
と、そう話をしておりました。
そして、順々に時を経て、
股の間に丸めこんでいた尻尾をくるりと誇らしげに丸めて振りだし、
おびえるような目つきは、期待に満ちたクリクリのまなざしになり、
お散歩では、みんなの先頭を切って大好きなおばあちゃんお家向かって走ったり、
私の上着の中に頭を突っ込み、「ググーググー♪」と奇妙な声を出し甘えたり、
そして大好きなぽちという相手ができ、一緒に激しく遊んだり、
ドッグランでは、いつまでもひたすら笑顔で走りつづけたり。
そういうことができるようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/50/bf084e2f7f4b0c676d1e701f8ca59488.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/05/550b9422677d44e523112e8761d9aee6.jpg)
そして最後までみんなの真ん中で…
無論、まだこの若さで、やっと、ここまで来たのに。
そういう思いがないはずがありません。
でもそれを、差し引いても、ピーコは幸せな時を過ごしてくれたと、
うちの子になってよかったと、胸を張って言えます。
たとえ、過ごせた時間が短くとも、その密度は計り知れないほど濃かったから。
うちに来てくれてありがとう。
うちの子になってくれてありがとう。
みんなのことを好きになってくれてありがとう。
そして、本当によく頑張ってくれてありがとう。
だから、後は先にゆっくりおやすみなさい。
またいつか、必ず会える時を楽しみにしているから、
それまでは他の子たちと仲良く待っていてちょうだいね。
昨晩家族に見守られながら、眠りにつきました。
実は、昨日いつものように一緒に店番をしていたのですが、
お昼頃から様子がおかしくなってきたので、
奥さんと共に帰宅させ、自宅でゆっくりさせることにしたのです。
その後は夕方まで30分ごとに激しいけいれんを起こし続け、
それがかなりの苦痛を伴っているものならと、
家族で相談し、そして最後の決断をすべく獣医さんに連絡をしました。
病院へ向かう途中、早咲きの桜の木があることを思い出し、
少し寄り道しピーコをそこに連れて行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/67/3bf6e4f3c7f77b97370b6cb79caa75bc.jpg)
「ん?何これ?桜?」
これで今年もピーコと梅、桃、桜をちゃんとお花見できました。
その後通りの向こうに見える病院まで向かったのですが、
いつもなら歩くのに面倒だと思う距離がこの時はやけに近く、
「このままずっと、延々道が続けばいいのに。」と思いながら歩きました。
病院に着き状況を説明、そして軽く診察。
今この状態で頑張っているのが信じられない状態だとのこと。
そして、痛みを取り除いてあげるための、最後の決断も立派な治療の一つですと。
そのうえで、もう一つの選択肢を提示してくださいました。
それがモルヒネによる痛み止めのパッチ処置。
いわゆる麻薬に相当するので扱いも難しいのですが、その鎮痛効果はかなりなものであるとのこと。
そして効き始めるのに半日ほどかかるものの、その後は3日ほど効果が持続するそう。
そこで私たちはそちらの処置をお願いし、再びピーコと共に家に帰ることができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/4d/88d378a41a983319c94492eade64faa8.jpg)
「またお家に帰れるね♪」
(だから嬉しくて、つい寄り道しケーキを買ってしまいました。)
驚くことに、そんな状態でも目の中にはしっかりした光と力が宿り、
私たちの姿を常に確認するように追いかけてくれており、
帰宅後は娘の声に耳をあげ、頭をなでてもらえば しっぽも振りました。
だから意識はしっかりしており、まだすべてのことをちゃんと理解できている、
そういうことはまちがいなかったと思います。
その後夕方から2時間ほど痙攣もないので、
ほっとし、缶ビールを開けながらピーコを眺めて過ごしていると、
いきなり口を大きく開け、足をつっぱりだしたすではないですか!(午後8時10分頃)
これがその痙攣か!とそう思い、家族みんなで声をかけ体をさすりました。
すると、それは短時間で収まりすぐに力が抜け、息も深く静かに、「ふ~、ふ~」と。
ああ、よかった、今回は短時間だった…
とそう思いながら頭をなでていると、
あれ?なんだか様子が違う?
最後は奥さんが確認しました。
つまりあれは痙攣ではなく、まさに眠りにつく瞬間だったのです。
そうか、そうだったのか…
おそらくはパッチの効果はまだ出ていなかったとは思いますが、
それでも帰宅後の様子や、最後の姿を見ていると、
やはり家に連れて帰れてよかったと思います。
なにより、大好きな家族みんなに見守られ、声をかけられ旅立てたから。
思えば、昼過ぎからの痙攣というのも、実はただの痙攣ではなく、
その都度その都度、逝ってしまいそうなのを踏ん張っていてくれたのかもしれない。
そして、何とか頑張って、家族全員そろうのを待っていてくれたのかもしれない。
いや、そうに違いない。
何よりも、私たちがあの子を大好きだったのと同じに、家族のことが大好きな子だったから。
2007年8月21日、訳があり、不幸な生い立ちで3歳過ぎにうちに来て、
当初は、見るもの聞くもの、すべての人間が怖く、おびえることしかできなかったピーコ。
(特に男の人を異様に怖がり、私が触れると恐怖で脱糞するほどでした。)
だから家族でも、
「いつかこの子がしっぽを振り、楽しく一緒に散歩ができる日が来るといいね。」
と、そう話をしておりました。
そして、順々に時を経て、
股の間に丸めこんでいた尻尾をくるりと誇らしげに丸めて振りだし、
おびえるような目つきは、期待に満ちたクリクリのまなざしになり、
お散歩では、みんなの先頭を切って大好きなおばあちゃんお家向かって走ったり、
私の上着の中に頭を突っ込み、「ググーググー♪」と奇妙な声を出し甘えたり、
そして大好きなぽちという相手ができ、一緒に激しく遊んだり、
ドッグランでは、いつまでもひたすら笑顔で走りつづけたり。
そういうことができるようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/50/bf084e2f7f4b0c676d1e701f8ca59488.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/05/550b9422677d44e523112e8761d9aee6.jpg)
そして最後までみんなの真ん中で…
無論、まだこの若さで、やっと、ここまで来たのに。
そういう思いがないはずがありません。
でもそれを、差し引いても、ピーコは幸せな時を過ごしてくれたと、
うちの子になってよかったと、胸を張って言えます。
たとえ、過ごせた時間が短くとも、その密度は計り知れないほど濃かったから。
うちに来てくれてありがとう。
うちの子になってくれてありがとう。
みんなのことを好きになってくれてありがとう。
そして、本当によく頑張ってくれてありがとう。
だから、後は先にゆっくりおやすみなさい。
またいつか、必ず会える時を楽しみにしているから、
それまでは他の子たちと仲良く待っていてちょうだいね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/df/f3471c4d7540f4e2f0e6f1c9152778e7.jpg)
ご家族の皆様、心よりお悔やみ申し上げます。
ピーコちゃん、本当にお疲れ様。
幸せだったね。
幸せをありがとう。
事情があって引き取られたピーコちゃんは、きっとそれまで悲しい気持ちで生きてきたのでしょう。でも、プードルさんに出会い大きな幸せを得たと思います。例え短い期間であったとしても。しかもプードルさんと、ご家族はピーコちゃんが病気になっても最後まで諦めず治療し面倒を見られました。普通の人には絶対にできません。今もコメントを書きながら涙が止まりませんが、天国でピーコちゃんが痛みから開放され、駆け回っていることと信じています。動物達は生まれ変わるのが早いと聞いています。きっと近い将来、プードルさんは生まれ変わったピーコちゃんに出会われる事でしょう。
本当におつかれさまでした。心からご冥福をお祈りします。
あの子は本当に頑張りました。
頑張ってくれました。
思えば、どの子もそうですよね。
頑張り屋さんばかりだ…
幸せをたくさんもらえました。
だから、あの子も間違いなく、幸せだったと確信しています。
でもまあ、
こればかりは何度経験しても慣れませんね。
どうもありがとうございます。
確かにつらいことは辛いのですが、私たちは大丈夫。
辛さは今までの幸せの裏返しだし、
今のつらさ以上の幸せをもらっておりますから。
それを思い出すことで、辛さには耐えれます。
でも、やはり沈む時もあると思いますが、
他の子たちがいるからそうそう沈みっぱなしではおれないし、
何より、沈んだ後は浮かぶしかないのですから。
そして、またピーコはもう痛みに苦しむことが無くなったので、
今後は、のんびり私たちを待っていてくれるはず。
いつかその時に、胸を張ってあの子たちに会えるように、
こちらも負けないほどに頑張らねばならないですね。
いつもありがとうございます。
こればかりは何度経験しても なれることが出来ず
ただただ「時期に私もそちらに行く。また会える。」
そう信じています。
ピーコちゃんの訃報を知って メイの最後を思い出しました。
今度メイに会った時に「かあさん、大好き!!!」と言ってもらえるような生き方をしたいですね。
きっとピーコちゃんは
「生まれてよかったよ。お母さん・お父さん・お姉ちゃん、大好き!!!!!」って 器は無くても ずーとそばにいると思いますよ。
私たちみたいに、こういうこたちに囲まれて生活していると、
こういうことは避けて通れないし、目を背けるわけにいかないですよね。
それらすべて含めて、この子たちのすべてですから。
でも、そうは分かっていても、やはり何度経験しても慣れることはない。
正直な話、今回もピーコが逝った直後は(お酒が入っていてたこともあり)、
あと何度こういう思いを経験せねばならないのか?
こんなにつらいなら、犬とはもう暮らせない!
と思ってしまい、呼吸が苦しくなりました。
でも、そう思うと同時にもう片方の頭が、
「そうじゃない!そうじゃない!」と。
そしてその後、他の子たちの存在とピーコの姿が私を冷静に戻してくれました。
だから結局、助けてもらっているのはこちらなんですよね。
いつも自分で、「この時のつらさは、受け取った幸せの裏返しだ。」と言っているくせに。
ピーコは今まだ家にいます。
お花に囲まれ、最近の定位置でカドラーの中にいます。
だから、まだ寂しくはないのですが、
明日お別れをしたら、やけにポッカリと物足りなく感じるのでしょうね。
前の子たちの時もそうだったけど、
一人抜けるだけで、ものすごく足らなくなった気分がしますよね。
(あ、でも今はもうこれ以上結構ですよ!(=^^=)ゞ)
私はいまこんな感じですが、奥さんはやはりいろいろ思うところがあるようなので、
また電話でもすることがあれば、話し相手になってやってください。
いつもありがとうございます。
ピーコちゃんの闘病の記録、ピーコちゃんの頑張っている姿、ご家族の支え、何と声をかけていいのかわからず、コメントを送れずじまいになっていました。
ピーコちゃん、永眠されたんですね。プードル♂♀さんのおうちの子になって、ピーコちゃんはとっても幸せでした。こんなに可愛がってもらって最後はご家族に看取られて、ピーコちゃんは安心して旅立てたと思います。
プードル♀♂さんと知り合えたのもピーコちゃんがきっかけでした。サルサにはピーコちゃんが旅立ったことを報告しました。「お母さんなんで泣いてるの?」という顔を最初はしていましたが、ちゃんと聞いていました。
ピーコちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。本当にかわいい姿を一杯見せてくれてありがとう。
ピーコは今晩空に送る予定です。
ですので、本日最後の出勤。
ずっとずっと引っ込み思案の看板犬でしたが、
今日は結構目立った場所で横になっております。
(気づいたお客さんは引いちゃうとは思うのですが…)
先ほど、足型と鼻型をペタリと取らせてもらいましたが、
「も~、やめてよ~!」
そういう声が聞こえた気がしました。
ひろろんさんとはまさにピーコがご縁で知り会えて、
そしていろいろお話させていただき、お付き合いさせていただいているので、
なんだかピーコの親せきさんのような気がしてなりません。
(いや、実際サルちゃんとはそうですもんね。)
ですので、サルちゃんたちにもお話していただき本当にうれしく思います。
私たちは、既に覚悟は決めていましたので大丈夫。
でもやはり、
今となっての方が正直寂しくてやりきれません。
でもこういう思いも、すべて含めてピーコがいた証し。
ですので、常にそういう思いを横に置きながら、他のことまた元気気暮らしていきます。
こちらこそ、ありがとうございました。