「燗の付け方は難しくない」
昨日は、月食にワクワクしました。月全体が隠れた時のオレンジ色の丸い印影は、風情がありましたね。
こんな世紀のイベントを鑑賞しながらの月見酒は、さぞ美味しかった事と思います。
きっと、昨日の月見酒は「燗酒」だったと思うのですが、皆さんは何度ぐらいにつけられるのでしょう?
私の場合は、燗につける温度はまず60〜70度まで上げます。そこから50度、40度と燗冷めしていく間に味わいが変化していきます。この味の変化を愉しんでいます。
仮に冷めてしまっても味の骨格は崩れないのが本物の純米酒です。根本的に燗冷めして味の骨格が崩れるような純米酒は造りの弱い不味い純米酒です。造りの強い純米酒は燗冷めしたものを翌日にもう一度燗につけて呑んだとしても、味の骨格が崩れず美味しいものです。
さて次に、燗のつけかたですが、一番良いのは湯煎です。これは徳利内に温度差がでないのが特徴です。1合徳利なら95度程度の湯に2分程度つけておけば50度前後になります。
また、徳利よりも錫(すず)のチロリのほうが熱伝導率が高いので素早く燗ができベストです。
次に電子レンジを使うなら、15度の温度の純米酒を45度程度の燗にしたいと仮定した場合、1合あたり1分が目安になります。徳利だと部分的に温度ムラができるのがネックです。
レンジだと湯呑みのほうが温度ムラが出にくいと思います。
また、ヤカンに日本酒を入れて火にかける「直火燗」は温まるスピードが一番速いです。
また蒸し器で蒸す「蒸し燗」という方法もあります。
それぞれの方法で、まろやかな燗酒になったり、ガツンとくる燗酒になったり色々面白い燗酒が出来ます。是非、体験してみて下さい。
今日は、特に燗酒で美味しいこの純米酒を紹介します。
「奥播磨 山廃山田錦純米精米8割R1BY」
このお酒、奥播磨では珍しく日本酒コンテストに出品して賞を獲っています。派手さが無い落ち着いた良い酒です。
播州産山田錦を醸した精米歩合80%の純米酒。山田錦の米の旨味を存分に味わえる奥行きのある純米酒。上立ち香はほとんどないが、含み香はバナナを連想するような含み香と黒糖様の熟成香がわずかにある。
山廃独特の乳酸由来の酸が根幹にあるのだが、奥播磨の他の純米酒の太い酸に比べると、上品で爽やかである。旨味成分も上品に口中に広がり、あとに残る多少の渋味もアクセントになり、すべらかだ。
8割磨きとはいえ、吟醸の風格さえ漂うコストパフォーマンス抜群の純米酒。燗酒でもキレ良く、スッキリ呑める。お奨めだ。
お酒をお電話で取り置き予約もできます。
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播州佐用の酒屋
赤松酒店(地酒のDON)
店主 純米燗伝道師
赤松儀和
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兵庫県佐用郡佐用町上月1030-4
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