トラ技2014年8月号に載っていた±1.5Vで動作するヘッドホンアンプを
作ってみました。
作ってから言うのも何ですが、なんとトランジスタの多いことか。
これで±1.5Vで動作するのかと不思議ですが、動くのでしょうねぇ。
っと、動作テスト開始です。
いきなり発振していました。
電流を測定するため電源ラインにはわざと1Ωの抵抗を入れています。
ピューっという音が左右からしているので、両方とも問題ありという様子なので1度電源を切って
パターンをチェックして部品の付け間違いや、ジャンパー線の付け忘れ(これよくやるんです)なども
確認してみましたが、間違いなさそうです。
やれやれ困りましたねぇ。
ということで、部品を付け替えることにしました。
当初から回路図に疑問があるようでした。中央上付近にわざと抵抗の足を長くしている所が
ありますが(470Ω)、エミッタと電源の間につけるのが正しいのか、コレクタ側につけるのが
正しいのか、ここらからして変だなという事なので、これも付け替えてみる事にしました。
もっと発振しました。(笑
電源は1.5Vという事もあって当初は乾電池でしたが、少々へたっているのでニッケル水素に
交換しましたが、あまり違いはないようでした。
うまく動作するようであてば専用電源を作るつもりでしたが、最初からこれではどうも気が
乗りかねそうです。
見ていても直らないので触ることにしました。
トランジスタの上に手をかざすと音が変わる点があります。
2段目の中央部分の、NPNトランジスタのベース・コレクタをショート、PNPトランジスタのベース・コレクタをショート
している部分を触ると、音が高くなったり低くなったりします。
どうもここらが変だなということで、ハンダの付けなおしなどしてみましたが、あまり違いがありません。
帰還しているところの33KΩに並列に10KΩも追加して、初段左のベースからGNDに落としている
33KΩも同様に10KΩを並列に追加しました。
これでかなり安定しだしました。
しかしながら、実際に音を出すと、歪んでいます。
入力レベルが低いときには素直に鳴っていますが、いつも聞くような音量にすると、バリバリと
歪みだしてきだすのが気になります。
まだまだ改良点がありそうな雰囲気で、どっと疲れがでてきたというのが本音です。