撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

武庫川団地 赤胴車のある広場(2022.8.20) 旧阪神 7890 保存車

2022年08月26日 22時56分52秒 | 阪神
8/20に西宮市内の武庫川団地 赤胴車のある広場に保存中の旧阪神7890形を撮りました。
なお、偶然ですがこの日は鉄道友の会でも同車の撮影会が行われたとのことで、ネットにも記事が上がってました。
自分は会員でないためイベントのことを知らず、時間帯も異なったため、自分が撮っていた時は関係者は見掛けませんでした。

1枚目は、赤胴車のある広場に保存展示されている旧阪神7890です。
屋根も掛かっていて保存状態は良好です。



2枚目は、1枚目の写真の左側に写っている7890の説明板です。



3枚目は、1枚目の写真の左側に写っている武庫川団地の駅名標です。
阪神の駅名標の様式で表記されています。



4枚目は、7890に近づいてアップを縦アングルで撮ってみました。



5枚目は、7890の連結面側です。
こちら側はホームで覆われてます。



6枚目は、連結面の貫通扉の窓から撮った車内の様子です。
ほぼ現役時代のままですが、が地域のコミュニティスペースとして活用されているため、車内には丸テーブルが設置されてました。



7枚目は、両開扉に貼られた「涼宮ハルヒの巡遊」のドアステッカーです。
武庫川線の車両に貼られたのと同じもので、現役さながらの光景です。



この日は「涼宮ハルヒの巡遊」副標が掲出された武庫川線を撮ったあと、赤胴車のある広場の保存車まで足を延ばしました。
武庫川線は現在の武庫川団地付近にあった軍需工場への従業員、資材輸送のために、太平洋戦争中の1943(昭和18)年に武庫川~洲先駅間、1944(昭和19)年に武庫大橋~武庫川間駅間が開業しています。
1945(昭和20)年6月には空襲により洲先駅が被災し、終戦後の8月には全線の旅客営業が休止されました。
1948(昭和23)年に武庫川~洲先駅間のみ運行が再開され、吊掛車が単行で運用されていました。
1967(昭和42)年に単行運転が可能な赤胴車3301形による運用が始まりました。
1984(昭和59)年に洲崎~武庫川団地駅まで延伸された際に、2両編成の赤胴車7861形+7961形の3編成、7890形+7990形の1編成に交代しました。
そして、2020年6月に赤胴車は引退して、5500系の運用が開始しています。
1979(昭和54)年から入居が開始された武庫川団地では、長らく赤胴車が通勤通学の足として活躍していた縁も有り、7890が武庫川団地内に設置されて地域のコミュニティ拠点として活用されることになり、昨年7月から展示、公開されています。