アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

初期の天皇とアジア

2024-07-22 13:42:18 | 古神道の手振りneo

◎艮の金神の復活

(2015-10-20)

 

艮の金神の東北へのご退隠とは、天皇が極東の島国だけを治めている様をいうのだとも出口王仁三郎は言う。

 

天皇の欠史八代とは、2代綏靖天皇から、3代安寧天皇、4代懿徳天皇、5代孝昭天皇、6代孝安天皇、7代孝霊天皇、8代孝元天皇、9代開化天皇のことで、事績の記述がないことをいう。出口王仁三郎のいうように、9代開化天皇で、世界の統一が完成したということであれば、初代神武天皇の東征以来、9代開化天皇までの時代の天皇の事績は、この日本列島のことではなく、ユーラシア全域のことであった可能性がある。

先代旧事本紀の神武天皇の段に饒速日の命が、空を飛ぶ天の磐船で大空を飛翔した記述が出てくるが、この時代は飛行機を持っていたが、まもなくそのテクノロジーは失われた。飛行機のある時代であれば、天皇のいう「統一」とはアジア全域であった可能性がある。またアジアの語源は秋津洲であると、出口王仁三郎も言う。

14代仲哀天皇が古事記で言うところの西の国は、新羅のことと考えるのが、通説であるが、こうした流れからすると、西の国は、西欧諸国であっても不思議はない。

しかしながら1、2世紀頃、飛行機のあるような物質文明が残っていた可能性は想像できるものの物証がないので、この議論で頑張ることはできない。

 

ただ、出口王仁三郎の神代から開化天皇までについての発言を総合すると、以下のようなことになるのではないかと想像される。

1万2千年前のアトランティス沈没の際にスサノオが日本にやってきた。スサノオはアジア全域を支配していたが、やがて勢力が一旦衰える。神武天皇の時代に東征を開始(東征というからには、根拠地は西アジアだったか。天孫降臨はウランバートル付近などとも。)、開化天皇の時代にアジア統一、世界統一を完成。

この後、天皇の支配エリアが日本だけに限定されるようなイベントが起こり、現代に至る。

 

以上は、根拠のない夢想に過ぎないが、出口王仁三郎の片言隻句を集めて組み立ててみると、こんな具合になる。これがより現実味を帯びるには、たとえば次のようなことが起きないといけないと思う。

 

1.文明全体を破壊する世界大洪水が直近ではいつ起きたかが判明すること。3500年前?

2.飛行機や外洋船のテクノロジーがいつ頃まであって、いつ失われたかが明確になること。2000年前頃には失われた?

3.神代文字の古日本の歴史書が敦煌文書やナグハマディ文書のようにまとめて出てくること。

 

こうしたことがはっきりしてきて初めて出口王仁三郎が霊眼で確認した、初期の天皇の事績がぼんやりと輪郭をとってくるのではないか。そして天皇の徳治による世界統一へと進む。これが艮の金神の復活にあたる。

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人間の進化とアトランティス-2

2024-07-22 06:24:01 | メインストリーム予言と先行モデル

◎肉体の変遷あるいは肉体のなかった頃

 

ダンテス・ダイジは、過去の人類について、レムリア人種、アトランティス人種、現代西洋人種(肌の色は問わない)と古い順に三区分する。アトランティス人種ですら8万年前とかに遡れるのだから、レムリア人種はさらに10万年以前の人種なのだろう。

肉体も、レムリア人種、アトランティス人種、現代西洋人種共通で、現代のように肉体、エーテル体、アストラル体などの七つの身体を備えていたとは思えないところがある。曰く、現代人は粗雑だと漠然と言われるが、ひょっとすれば、レムリア人種、アトランティス人は現代人のような肉体を備えていなかった可能性がある(エーテル体以上ベースあるいはアストラル体以上ベース)。

 

その傍証として、ダンテス・ダイジの前世において、彼は半人半馬のケンタウロス族だったこと。またエドガー・ケーシーのリーディングで、アトランティス沈没前後の時代には、臓器移植以上の肉体的手術が盛んに行われていたらしいこと。そしてダンテス・ダイジが、アトランティス時代のことを思い出していた際につぶやいた「この濃密な大気」という言葉。これは、すなわち現代人は肉体で肺呼吸しているが、アトランティス時代には、「この濃密な大気」を呼吸していた、えら呼吸とは言わないまでも、別種というべき肉体だった可能性の示唆だと思っている。

 

これは思いつきだが、ダンテス・ダイジが、近代西欧文明の初めと見るエジプトの紀元前3120年やマヤ暦の最初の日の紀元前3114年という時期は、大気の組成が現代同様になって人間の肉体もそれに合わせて変化を完了した時期だったかもしれない。

 

現代では、肉体から始まる七つの身体が常識だが、レムリア、アトランティスでは、それが別のX個の身体でやっていたのが人間の容れものだったのかもしれない。日本にも『先代旧事本紀大成経』というその辺に気づいたかもしれないオカルト本もある(

1.神武天皇の御姿
身の丈、一丈五寸、身の太さは一囲(かこい)五寸、頭に二本の角を生やし、三寸、目は猶お雪の如く、尻に素(シロ)の龍尾あり、その長さ6咫4寸、尾の背に72の大鱗あり。115歳で皇太子になった。

ということで、ほとんど尻尾つきミノタウロス状態であるが、こうした異形の天皇は、この後に続く、第二代綏靖天皇、第七代孝霊天皇、第十代崇神天皇も異形の記録があるそうだ。

2.神功皇后の御姿
容貌美しく、目には二つの瞳があり、乳房には9つの穴があり、力は建物の柱を揺るがすほどであった。云々。

参照:「先代旧事本紀大成経/後藤隆/徳間書店」)。

 

このようにアトランティスからの民族移動だけでなく、七つの身体セットも変動し、肺の呼吸機能も今のようでなかった可能性を排除できないわけである。

さらに言葉がどんどん変わり、それを記述した文献も千年単位では完全に失われるということであれば、レムリア以降の超古代史は、俯瞰も叙述も甚だ困難である。

そこを「レムリア人種は、意欲人間、アトランテス人種は、感情人間、現代西洋人種は、知性人間と特色を充て、現代西洋人種とは、地理上の西洋・東洋を意味するのではなく、紀元前3120年以後の人類全体のことである。」と見たダンテス・ダイジの眼は恐るべきものだったと思う。

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