◎出口王仁三郎予言など
フリーメーソンの第一階級の儀式における言葉に『あらゆる荘厳な、もしくは壮麗な建物の建立の際には、この建物の北東の隅に、第一の、基盤となる要石を置く慣わしとなっている。』
(封印のイエス/クリストファー・ナイト/学研P71から引用)
更に、新約の福音書には、家造りらの捨てた石のことが見える。
『家造りらの捨てた石が
隅のかしら石になった。
これは主がなされたことで、
わたしたちの目には不思議に見える』。
(マタイによる福音書21-42)
つまりユダヤ・キリスト教では、人に打ち捨てられた石が北東に置かれるのだが、それが長い年月の末に、滅びることのない神の神殿の基礎となるという伝承があるのだ。
これは、大本教で北東のトイレに落ちていた艮の金神が、現代に至って地球の主宰神である国之常立神として復活するモチーフと似ている。
世界の北東とは日本のこと。
世界に先立って、日本が立替立直し。
古神道家がこのヴィジョンを見るのは当然だが、フリーメーソンやキリスト教徒も同じビジョンを見ている。
これは、世界の北東の辺境だった日本が世界の中心になるという予言である。
わたしの見るところ、アトランティス滅亡直後にはユーラシア全域の支配者だった素戔嗚尊が、次第に領地を減らし段々と東側だけになり、最後は朝鮮半島と日本だけになり、さらに現在のように日本だけが支配下になった姿が、東北に押し込められた北東のトイレに落ちていた艮(うしとら)の金神。
やがて核戦争や天変地異などの世界の大峠後に、人間の智恵だけではどうにもならないと西側が気づく時が来て、日本の天皇陛下を世界のトップに押し上げる。
これがユダヤの『滅びることのない神の神殿の基礎となる』にして、大本教の『北東のトイレに落ちていた艮の金神が、現代に至って地球の主宰神である国之常立神として復活する』ということ。
このモチーフは、ユダヤ・キリスト教と大本教の専売特許かと思いきや、北東は暗剣殺で凶であるという基軸に変換されて、世の中の占術、卜占万般(星占い、数秘術、四柱推命、算命学、宿曜、九星気学、紫微斗数、タロット、ルーン、易、おみくじ、手相、人相、風水、姓名判断など)に共通の基本となっている。
なるほど過去数千年にわたって北東は暗剣殺で凶だったが、いまや北東が大吉になる時節が近づいている。これが千年王国、至福千年、みろくの世。よってこれまでの占術、卜占万般は当たらなくなり始めているということ。
ただし日本の天皇陛下が世界の中心、トップになるには、ご高承のとおり国連憲章第五十三条、第百七条の旧敵国条項がなくならなければならない。
ところが、中ロは言わずもがなで、アメリカまでも最終的に日本を奪ってしまおうという悪意があることは、出口王仁三郎予言に明らかである。
『ろこく斗(ばか)りか亜米利加迄が、末に日本を奪る企画。金と便利に任しつつ。』
(いろは歌/出口王仁三郎)
出口王仁三郎は、日本の最後を予言する一方で、世界の中心が西遷し、モンゴルに移ることも、自ら行った入蒙の冒険で、予言モデルを現実化させている。
世の中の占いが当たらなくなりつつあるのと、日本の運命は連動しているのだ。