アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

笹目秀和のクンダリーニ

2024-09-07 03:19:01 | 浅い霊感から神人合一まで

◎頭頂から尾骶骨までクンダリーニがつきささった

 

笹目秀和は、長白山の天池のそばで年齢200歳のリョ神仙に出会うのだが、その直前に天池のほとりでクンダリーニ現象があったことを記録している。

 

『私は極天(北極星の位置)に向かって九拝すると、なにか、ズシーンと頭頂から尾骶骨まで、金色の延べ棒がつきささった。それから発散する光波が無限の細胞に作用したかと思うと、やがてそれらの光波が丹田に集結して、爆発したような音が感じられたのでわれに返った。まさに瞬間的神秘な事象であった。

さらに“無事天池に浴する機会を賜りましたことを感謝する”と哮(さけ)びを発して、無形の存在である天に向かって礼拝したのだった。』

(神仙の寵児2 神秘篇(上)P108から引用)

 

この段階で、まだ笹目秀和は悟ってはいない。神人合一に至るクンダリーニ覚醒プロセスは、上方に上がるが、本件の金の延べ棒は下降である。宇宙のエネルギーが、ムラダーラに一旦入り、後丹田に集結したのだろう。

 

笹目秀和は、以後30年、シベリア抑留など筆舌に尽くせぬ辛酸をなめるが、それに堪え得る宇宙のエネルギーを与えてもらったのだろうか。サハスラーラではなく、下方三チャクラの一つである丹田スワジスターナでの爆発ということで、笹目氏本人のニルヴァーナへの道程ということではなく、日本のカルマを実生活で消化していくための実際的エネルギーを賦与してもらったのだから、丹田での爆発だったのだろう。

 

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