珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

鼻から胃カメラ

2009年04月02日 | 健康

お正月あたりから胃の調子が悪く、市販薬を飲んで何とか持たせてきた。
ひたすら胃カメラが嫌だったからだ。
治ってもしばらくしてまた悪くなる、を繰り返してきたのだけrど、ここへきて、痛み、膨満感、ムカムカ、など、それぞれの症状が急激に悪化してしまった。
食欲も無くなり、これはいよいよ年貢の納め時かと、泣く泣く胃カメラを予約した。
カメラを飲む前に、一応診察しなければならないというので、病院へ行くと、診の後で、看護婦さんに「カメラは口からのと鼻からのがありますけど、どちらがいいですか?」と聞かれた。
意表をつかれた感じで、「え?鼻からですか?」と、一瞬戸惑ってしまった。
鼻からの胃カメラがあることは知っていたけれど、ここにその設備があるとは思っていなかった。
だって、先生1人の個人医院だもの。
でも、あったのね~、先生、ごめんなさい。認識不足でしたわ

さて、我に帰ってはみたが、どちらにしようか決められない。
鼻からのほうが楽だとは聞いているけれど、実際に体験した人は周りにいない。
以前耳鼻科で、右側の鼻が曲がっていると言われたことがあるし、途中でつっかえたりしないのか不安だ。
看護婦さん自身は、鼻から入らなくてできなかったそうだ。
鼻に問題のある人は止めたほうが良いという。
かなり個人差があるらしい。

それでも、口から飲む苦痛を考えたら、挑戦してみるべきろうと、決心した。
「鼻からお願いします」と、意を決して言った。

さて、それで昨日がその日だった。
鼻から胃カメラはどうだったか。
問題の有る右を避けて左から入れてもらったのだが、ほんとにとっても楽でした。
カメラも小さいし、コードも細いせいか、口からカメラを入れられているときの串刺しになっているような感じがない。
検査の間中鼻は少し痛いが、話そうと思えば話せるので、自分で異変を感じたときに先生に告げることができるというのはとても安心感がある。
カメラが小さい分見える範囲が狭いので、口からより時間はかかるそうだが、気にならなかった。

終了後、少し休んで先生のお話をきいた。
胃炎だった。
でも、ポリープがかなりあるという。
2.3個あるのは知っていたが、実際には10個近くあるらしい。
今まで見落とされていたのか、急に増えたのか、わからないが、ショックだ。
胃のポリープはガン化することが滅多にないので、だいたい放置して経過観になる。
胃炎の有るあたりは萎縮が見られるそうで、こちらのほうが問題かもしれない。
ピロリ菌の検査もしてもらったので、2週間後に結果がわかる。
もしピロリ菌がいたら薬を飲んで退治できるそうだ。
退治できたら萎縮も改善される可能性があるそうだ。

それにしても、おととし別な病院で胃カメラを飲んでいるのだが、なぜピロリ菌の検査をしてくれなかったのだろう?
しませんか、というお誘いもなかった。
ここの病院は胃カメラをする人には必ずするという。
もっと早くこちらに変わればよかった、と思う。

昨夜はポリープだらけの自分の胃の写真が目の前に浮かんできて眠れなかった。
「ポリープがたくさんあるんだって」、と報告したとき、夫の顔がサーッと強張ったのも思い出された。
「大丈夫、胃のポリープは殆どガン化しないから」といったら、強張った夫の顔がほっと緩んだ。
先に死ねない、と改めて思う。

これからは年に一度胃カメラの検査をうけることにしよう。
父と二人の叔父を胃がんで亡くしている私だが、それなら万が一ガンが見つかっても、いきなり末期にはならないだろう。
鼻からカメラならできると思う。