5~6年前から、爪に縦線ができるようになった。
一番多くできているのは薬指、次に小指、中指の順だ。
親指と人差し指は、あまり変化がない。
これは、爪にできる皺なのだそうだ。要するに、老化ということだ。
それについては仕方がないけれど、2年位前からだろうか、その皺のできた爪の先のほうが白くなってきた。
何かざらざらのもので擦られて傷ついたような感じで、かなりひどい。
そのうち治るだろうと、あまり気にしていなかったけれど、その白い部分が一向に消えない。
その部分は、爪自体が薄くなっている様な気もする。
見た目があまりに悪いので、マニキュアをするようになった。
マニキュアで隠れて見えないから、爪に異常があることを普段は忘れているけれど、除光液でふき取ったときには思い出すということを繰り返してきた。
2~3日前、ふと思いついて、インターネットで調べてみたら、爪が白くなるのは、ほとんどが爪水虫だと書いてあった。
ええ!足すら水虫になったことがないのに、手の爪に水虫なんて~~
でも、写真を見る限り、爪水虫の初期症状にそっくりだ。
もしそうなら、自然治癒はない、病院にかかっても、そう簡単には治らない。
かなり厄介なことになるらしい。
なんだか急に爪の周りが痒くなってきた。
家族にうつるのかしら?体のほかの部分にも広がるのかしら?この手で料理をして大丈夫なの?など、次々と不安が湧いてくる。
とにかく一人で考えていてもしかたがないので、昨日仕事の後で病院へ行ってみた。
待合室にいる間も、何となく爪を見られたくなくて、指を軽く折って膝の上に乗せていた。
そして、いよいよ診察。ちょっとドキドキだ。
そして、その診断は、100%爪水虫ではないそうな。
ああ、よかった~
で、何かと言うと、爪を作る部分の皮膚が傷んでいて、良い爪が作れなくなっているとか。
「それとですねぇ・・・・老化もありますねぇ」
と、先生、いいにくそうにおっしゃった。
「あ、老化でも白くなるんですか?インターネットで出ていなかったので・・・」
というと、先生、
「インターネットは、頭から信じちゃいけません。参考にするのはいいですけどね。老化でも白くなるんですよ。だから、あまり気にしなくてもいいですよ」
とのことだった。
そうか、インターネットを頭から信じちゃいけないよね、肝に銘じよう。
それにしても、どこかに異常があったら、まずは老化を疑わなくっちゃいけないのね、悲しいけど。
塗り薬をいただいたけれど、その薬は爪ではなくて爪の周囲に塗る。
「結果が出るのに1年はかかりますからね」
とのことだった。
気の長い話だけど、ま、いいわ、病気じゃないなら。
さあ、マニキュア塗ろう。