バカバカしいと思いつつ、気になってしかたがなかった、ミス・マープルの生活費。
昨夜、録画してあった「チムニーズ館の謎」を観ていて、あっさりとわかってしまった。
「甥の仕送りだけが頼りなんですの」
と、ミス・マープルが自ら語っていたのだ。
そうか、甥のレイモンドは売れっ子作家で、
ジェーンおばさんと呼んでミス・マープルを慕っているのは知っていたけれど、
生活の面倒まで見ていたのか。
なんとも羨ましい。
ミス・マープルシリーズは、若いときに一応殆ど読んでいて、
「チムニーズ館の謎」も読んだはずだけれど、この台詞には気づかなかった。
同じものでも、読む人の年代で、印象に残る台詞や場面は変わってくる。
ミス・マープルの生活費が気になるのは、老後に足を踏み入れているという、
私自身の事情によるものらしい。
このミス・マープルのイラストのイメージは、小説からのもの。
新しいテレビシリーズの ミス・マープルとは全然違うけれど、
まあ、いいよね