翌朝、小雨が降る中、バスのに乗り込んだ添乗員さんの第一声はこうだった。
「昨日は凄かったですね~、よくみんな無事で帰ってこれましたよね~いや~ラッキーでした。
怪我人がでても不思議じゃなかったですものね、思い出したらぞっとします。
引き返す勇気も必要だなと思いました。」
これはきっと反省の言葉だろう。
17人という団体としては少人数だったのが幸いしたのか、
みんな何事もなくバスに戻れた。
30人40人という人数だったら、きっと一人や二人風で吹き飛ばされた枝に
当たって怪我をしていたと思う
結果的に、なかなかできない体験をして、良い思い出になったのだけれど、
台風の中の観光を強行したことは、間違っていると思う。
日本人添乗員さんと韓国人ガイドさんの能天気コンビは、
何かあった時の責任の所在について考えていたのだろうか。
小心者の私が添乗員なら、きっと中止したと思う。
お客さんも、反対しなかっただろう。
全員無事だったのは、ただただラッキーだったからだ。
とはいえ、台風の中を強行突破したおかげで、思い出深い旅になったのは事実。
難しいな~