思いがけないできごとにビックリした後で少し考えてみたら、
「そうか、当たり前か」と納得することってある。
昨日のこと、玄関に置いていた消臭剤、
透明な粒粒が箱に入っていているタイプのものだけれど、
その粒粒が減って、残りが底にガビガビになって張り付いている状態になっていた。
絵皿の裏に見えないように置いてあったので、そうなるまで気づかなかったのだ。
そこで、詰め替え用の大袋を買ってきて入れ替えることにした。
取りあえず容器を洗わなければならないけれど、今までの経験からガビガビはそう簡単には取れない。
うるかしておいたら取れやすいかなと、そのまま上から水を入れておいた。
ちなみに、「うるかす」という言葉は北海道の方言らしい。
お米をうるかす、(お米を焚く前にしばらく水につけておくこと)とか、
しいたけや昆布を水につけて戻すときにも使う。
しばらくして、洗いに行くと、
何と!
買ったばかりと見まごうばかりの消臭剤が!
えええ~~~~
まじですか!?
ビックリ仰天した私だけれど、考えてみたら、
干からびていた粒がうるかされて水分を吸って復活しただけなのだ。
そうか、そうだったのか、
今まで底にこびりついたガビガビをむりやり剥がして洗っていた私は何だったの?
気をよくして、家じゅうの消臭剤を集めて水を入れて置いた。
やく1時間後、すべてが見事に復活を果たした。
ところが、ルンルンと元あった場所に戻そうとして、はたと思った。
形は戻ったけれど、効果はどうなのか?
うう~む、どうなんだろう???
有効成分は飛んでなくなっているのかも。
そりゃそうよね、要するに有効成分はなくなって、器がもとに戻っただけなのよね。
だけど、消臭剤なんて所詮気休めだ。
あれば良いのよ、みたいなところがある。
効果が、多少はあると信じて、それぞれ元の場所に戻した。
こうなったら、何回の復活に耐えるか、試そうじゃないの!