目が覚めたら神戸港が目の前です。
7時半の下船時間に間に合うよう、感傷に浸る間もなく、ちゃっちゃと行動です。
朝食をすませて、金庫やバスルーム、タンスの引き出しに忘れものがないか確認、
9日間滞在した部屋を後にしました。
下船時間帯としては早いほうから2番目なので、まだ混雑していません。
佐川急便の出張コーナーで 大きなスーツケースを預け、2個は自分たちで持って行きます。
ポートライナーを待ちながら、ダイヤモンドプリンセスにお別れをしました。
すると、あら不思議、人が、あそこにも、ここにも。
下船時間に関係なく、8時までにお部屋は退去しなければならないはず、
それなのに、自室で船を降りて行く人々を、悠々と見おろしています。
私たちを降ろした後、ダイヤモンドプリンセスは新しいゲストを乗せて、
夕方には「たっぷり北海道とサハリン周遊の旅」に出ます。
彼らは、このまま乗ってその旅に出かける人たちなのでしょう。
ほとんどが台湾の各港から乗船した人達だと思います。
クルーズ中、私たちの周囲のテーブルで、
座っている人が前と違うと思ったことが、何度かありましたし、
空き室だった部屋のドアに、いつの間にかネームプレートが出ていたりもしました。
実際、観光から帰ると、私たちとは違う乗船口から大きな荷物を持った人たちが
乗り込んでいるのを、花蓮でも、高雄でも、其隆でも見ました。
私たちから見れば途中乗船、途中下船した人達がいるということですね。
でもきっと、台湾では、台湾スタートのクルーズとして、
私たちのとは違う内容で売られているのでしょう。
彼らから見たら、私たちのほうが途中乗船、途中下船なのかも知れません。
船は、休みなくクルーズし続けているんですものね~。
メビウスの輪だわ~、なんて、違うか