ときめかないものは捨てましょうという、近藤麻理恵さんの片づけ本が
アメリカでも大ヒットしているそうだ。
海の向こうでも、家庭に溢れた物を片付けられなくて困ってるのね~。
そうか、ときめかないものはすてるのねと、私も、かなりのときめかないものを捨てて来た。
何せ断捨離世代だもの。
ところが、最近、捨てなければ良かった、捨てなくて良かった、ということが相次いで、
断捨離はまだ早いんじゃないかと思い始めた。
時間ができて、新しい習い事を始めたことが原因なのだけれど、
水彩画、社交ダンス、それに、町内会のパークゴルフ。
それぞれに付随する道具がいる。
新しく買わなければならないものもあったけれど、
家の押し入れで眠っていたものが使えて、買わなくてもすんだものもある。
水彩画では、カンバスや道具を入れる大きなバッグ、
屋外での写生用に折り畳み式のパイプいす。
ダンスでは、二人分のダンスシューズを入れる、水彩画とは別の大きなバッグ、
フレヤースカート、裾の短いTシャツ、などなど。
夫も、皮工芸用に、昔のワープロケースを重宝して使っている。
どれも、ほとんど使ったことがなく、ときめかないが、痛んでいない、
捨てようかどうしようかと迷った挙句に、生き残ってきたものばかりだ。
思いだしてみると、こんなことなら 捨てなければ良かったと後悔するものも多い。
何でもかんでも取っておくわけには行かないけれど、
あれもこれもと、断捨離するのは早いんじゃないかと思う。
これからだって、何に興味を引かれるかわからないしね。
もっとも、早い早いと言っているうちに年を取って
断捨離できないで終わるという可能性は大きい。
そうしたら、プロに頼むわ。
思い出の品や貴重品だけ、ちゃんと分けておけばいいのよね。
必要なら、家丸ごと潰してもいいからと、子供たちには言った。
私たちに断捨離はできないかも知れないものね。
もちろん、増やさない努力はするけど、できるだけ。