今夜は、夫がパークゴルフの忘年会に行った。
出がけに、「あんまり飲まないようにね」というと、
「飲みに行くんだから飲むだろう」
当然といえば当然の言い草で、飲む気満々で出かけて行った。
飲む気満々とはいえ、60代後半から80代前半のジジの一団、
飲み放題の元を取るのがやっとだろうけれど。
私たちの俳句サークルの忘年会は11月に済ませた。
メンバーの一人が店の常連だったので、彼女の顔で
2時間のところを3時間まで延長させてもらえたので、十分おしゃべりを楽しめた。
席はくじで決めたのでたまたまだけれど、私の周囲は後期高齢者。
乾杯から30分もしたら病気やらお墓やらの話題になっていたのは、
お約束のようなものね。
それにしても、私のお隣が、大先輩で最高齢の80才だということを知ってビックリ、
とてもそんな年齢には見えない。
更にその女性が、生ビールの大ジョッキを3杯空にして顔色一つ変わらないのには
驚きを通り越して驚愕だった。
若いころから、悪酔いやら二日酔いやら、したことがないそうだ。
大病どころか、風邪らしい風邪もひいたことがないそうで、
頭も口も誰よりもしっかりしている。
なんと羨ましい。
こんなふうに年を取りたいという見本のような人だ。
自分より高齢の人が元気でいるのを見るのは嬉しい。
私が80歳になったら、彼女のように元気溌剌というわけにはいかなそうだけれど、
少なくとも15%くらいの可能性はあるよね。
句会の人たちとは、何度も顔を合わせていても会話らしい会話はしたことがない。
こういう機会に、個人的な会話を交わして、少しでもその人の背景が見えてくると、
句が生き生きと感じられてくる。
誰の句もみな、その句が生まれるべくして生まれた理由があったのだと思う。
当たり前といえば当たり前だけれど、改めてわかったような気がする。
来年の忘年会が、今から楽しみだ。
鬼が笑うかな。