今までインフルエンザのワクチンを接種したことがなかった。
インフルエンザにかかったこともなかった。
でも、腎臓病には風邪が大敵、くれぐれもひかないようにと先生に言われて、今年は予防ワクチンを打つことにした。
私だけ打っても夫がうつされてくるという可能性もあるので、嫌がる夫にも打ってもらうことに。
というわけで、まずは私が昨日行ってきた。
かかりつけの医院についてみると、人が溢れているじゃない。
やばい、すぐにバッグの中にいつも入れているマスクをつけた。
書類に必要事項を記入して開いている席に座ると、隣の女性に3歳くらいの女の子が駆け寄ってきた。
女性がすぐに抱きあげて、もうすぐだからねと話しかけているのを見ると、その女の子が患者さんらしい。
まずい!
大人の場合は成人病などで定期健診の人が多いけれど、子供はほとんどが風邪か何か。
さりげなく席を移動する。
時期も次期、ワクチン注射の書類を書いている人も多い。
一度立ったら席がなくなりそうでトイレを我慢していたけれど、一向に呼ばれそうもないので、行ってきた。
帰って来たら案の定席がない。
しかたがなしに廊下の壁にもたれて立っていると、10歳くらいの女の子とお父さんが私の前で立ち止まった。
気が付くと私がもたれていたのは、特別待合室のドアの横だった。
見ると、女の子の目は潤み、ほっぺは真っ赤。
お父さんに言われて女の子はそのドアから入って行った。
うかつだった、特別待合室は感染の疑いのある患者さんのための部屋なのだ。
超まずい!
急いで自動販売機に行き、緑茶を買う。
緑茶の殺菌作用を期待しよう。
3口ほど立て続けに飲んでいると、やっと名前を呼ばれた。
無事にワクチンは接種できたけれど、ワクチン打ちに行って感染したなんてことはないよね。
そんなことになったら笑えない。
しばらくは要注意だわ。