ボケ林檎でアップルパイを作った。
ボケ林檎というのは、冬の終わりごろから春にかけて
水分が抜けてきて、間の抜けた味になった林檎のこと。
東北から北海道にかけての方言だそうだ。
そのことを、つい最近まで知らなかった。
全国共通の言葉だと思っていたわ。
もっとも、ボケみかん、ボケバナナ、ボケイチゴとは言わないわね。
なぜか、林檎だけ。
最近は貯蔵状態が良くなって、美味しく食べられる期間が
以前に比べると、随分長くなったと思う。
それでも、4月も半ばを過ぎたら、さすがにボケボケだ。
そんなわけで、パイに。
冷凍パイ生地を使うから、作ると言えるほどのものじゃないけど
市販のアップルパイよりはかなり美味しい。
4個できたけれど、写真を撮る前に1個食べてしまった。
ボケていなくても、一口食べて美味しくない林檎はすべて煮て冷凍してあるから、
アップルパイはよく作る。
以前は丸いパイ皿で作っていた。
でも、パイ生地を切り取って丸く並べるのが面倒で、最近はこの形ばっかり。
うん、美味しい~