もう10年以上前に、娘とお買い物に行ったとき買ったバッグ。
正直なところ、なぜ買ったかわからない。
娘が「いいよ似合うよ」と言ったような気もする。
一応本皮だし、たくさん入るし便利なような気がしたのだろうけれど、色が色だから、なかなか使う機会がなかった。
でも、73歳にもなれば、何色を持っても許されるのだ。
世間には「あら、あのおばあさん、あんな○○を持ってるけど、きっとお孫さんが使わなくなったのをもらって使ってるのね」という視線があることに気が付いた。
「そうよそうなんですよ。もったいないから私がもらって使ってるんですよ」の気分で持てばいいのだ。
というわけで、最近、スーパーへ行くときなど使っていた。
さて昨日のこと、Kさん、Oさんと3人お茶会でレジの前でお財布を取り出そうとすると、お財布がない。
だから袋型バッグっていやなのよと、ぶつぶつ言いながら底からかき回して探すが、ない。
まさか、席に落ちてる?と戻ろうとすると、高校生くらいのお嬢さんが、落ちましたよと差し出してくれたのは、私のお財布。
店に入ろうとした彼女たちの目の前でポトンと落ちたそうだ。
かき回しているうちに飛び出して落ちたのだろう。
全然気づかなかった。
「ありがとうございます!」とお礼を言ったら、にっこり笑ってくれて、可愛いじゃない
なわけで、助かったけれど、皮がふにゃふにゃで、上の部分がしっかりしていないから何かが少しでも飛び出したら支え切れずに落ちてしまうのだろう。
もうこののバッグは使わない。
私のようなドジには危険だわ