君子盟が終わりました。
面白かったですが、29話は短すぎるように思いました。
多分本来は40話くらいのストリーだったんじゃないかと思います。
カットし過ぎて、無駄はないけど、全体的に物足りない感じがしました。
え、ここで場面変わるの?もっと何かあったんじゃない?というような感じです。
それでも、他のドラマに比べたら、かなり面白かったと思います。
恋愛要素がまったくないので、横恋慕する男や自分勝手で嫉妬深い女が出てこなくてすっきり爽やか、サスペンスストーリーに集中できました。
蘭珏、張平の主人公二人は、実は兄弟なのではないかと予想していたのですが、外れました。
中盤で第三の男、辜清章が出現、皇太后に捨てられ、殺されかかった実の子です。
まあ、色々ありまして、諸悪の根源、皇太后は炎に飲まれ、自分を捨てた母への復讐を果たした辜清章は、彼の幼名を告げる母の最期の声を聞きながら立ち去ります。
この辺は胸がつまりますね。
毒花粉の蔓延した都から逃れる途中、辜清章は道端で泣いている赤ん坊を見つけます。
抱きあげて、微笑んだのは、自分と同じ親に捨てられた境遇の赤ん坊に、同情と親しみを感じたからでしょうか。
この先この子を育てていくのかな?でもあんなに人を殺しておいてそれでいいのか?と疑問を感じたところで、赤ん坊を探していた母親が現れます。
母親は礼を言って大事そうに赤ん坊を抱いて去ります。
その二人を見送る彼の心情が、痛いほど理解できるシーンです。
親に捨てられたと思った赤ん坊は捨てられてはいなかった。
自分と同じように母に愛されていなかったと思ったのに、その子はちゃんと母に愛されていた。
この世に、母に愛されなかった子は自分だけ・・・
切ないですね。
そして、彼はすべての未練を断ち切ったように、毒花粉の霧の中へ戻っていきます。
蘭珏、 王燕はそれぞれ高官となり、張平は地方の役人になりました。
皇帝は、都から皇太后の残党を一掃したら張平を呼び戻し、いずれは宰相の地位を与えるつもりです。
張平の親友陳柳は、張平と一緒に赴任、右腕となるようです。
最後まで退屈しないで見られるドラマだと思います。
再放送など、機会があったら、ぜひ。
お薦めです。
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