韓国映画「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」あらすじと感想。
イ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、そしてマ・ドンソクという韓国最高の俳優陣が豪華共演を果たし、韓国の興行チャートで3週連続1位を達成し、観客動員数820万人超えの大ヒットを記録したタイムリミット・ディザスターアクション映画「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」。
朝鮮半島で最も高い標高2744メートルの白頭山は、朝鮮民族の“聖なる山”と呼ばれ、1000年に一度大噴火するとも言われている。もしも今、この活火山が本当に大噴火を起こしたら朝鮮半島はどうなってしまうのか……。
そんな決して絵空事ではない大胆なアイデアを映像化した本作は、キャストの豪華さからストーリーの壮大さまで、何もかも破格のスケール! 特にイ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マ・ドンソクという韓国映画界を牽引する三大トップスターの共演が実現。
命がけの任務に就く韓国特殊部隊の指揮官インチャン役にハ・ジョンウ。極秘作戦の成否のカギを握る北の工作員ジュンピョン役にイ・ビョンホン。大噴火を予見する地質学者カン教授には、マ・ドンソク。世界中から注目されるトップ俳優たちが、朝鮮半島の壊滅というとてつもない大惨事を阻止するため、タイムリミット75時間、わずか成功確率3.48%という命がけのミッションに挑んでいく男たちを熱く体現する。
迫力そのままに、轟音とともに北朝鮮と中国の国境にそびえる白頭山が噴火、その衝撃でマグニチュード7.8の地震が発生し、ソウル市内も大パニック、音を立てて崩れ落ちる高層ビルから間一髪で逃げるインチャン(ハ・ジョンウ)の姿が。この未曾有の危機的事態に、白頭山の地質に詳しいカン教授(マ・ドンソク)が「強い爆発でマグマ溜りの圧力を下げる」「つまり核爆発です」と驚くべき方法を提言する。インチャン(ハ・ジョンウ)ら韓国特殊部隊のチームが命がけで北朝鮮に潜入、核の行方を知る謎めいた北の工作員ジュンピョン(イ・ビョンホン)に接触する様子がスピード感と迫力あるガンアクションとともに展開。
一方、この未曾有の災害に市民も大混乱、インチャン(ハ・ジョンウ)の妻(ペ・スジ)らに橋の崩落危機が迫るなど、刻々と事態が悪化する中、期せずして運命共同体となっていくインチャン(ハ・ジョンウ)とジュンピョン(イ・ビョンホン)。
劇中、北朝鮮の方言から中国語、ロシア語まで複数の言語に挑戦したイ・ビョンホンは「さまざまな面を見せるキャラクターで、観客にもジュンピョンという人物を常に注視してほしいと思いながら演技をした」と語る。
対するハ・ジョンウも「自分の置かれた状況に合わせて責任感を持ち、作戦をどうにか成功させようとしながら成熟していく人物」と表するインチャン役を独特のカリスマ性にユーモアを加味して熱演。これが初共演の名優ふたりの演技合戦は見逃せない!
(あらすじ)
北朝鮮と中国の国境にそびえる火山・白頭山で観測史上最大の噴火が発生! 大地震が起き、ソウルでもビルは倒壊し、漢江は荒れ陸橋は崩壊。未曾有の事態に朝鮮半島は大パニックに陥る。史上最悪の災害を止めるため、政府は白頭山の地質分野の権威である大学教授カン(マ・ドンソク)に協力を要請。カンは半島を崩壊させるほどのさらなる大噴火が起こることを予測する。タイムリミットは75時間―韓国軍爆発物処理班の大尉チョ・インチャン(ハ・ジョンウ)は部隊を率いて、北朝鮮へ潜入し火山の鎮静化を図る秘密作戦を実行に移す。そのためにはまず作戦成功のカギを握る北朝鮮・人民武力部の工作員リ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)を見つけ出し、次の大規模噴火を何としても食い止めなければならない。果たして彼らは、朝鮮半島の崩壊を阻止することが出来るのか!? (kstyle)より
北朝鮮と中国の国境にそびえる白頭山が観測史上最大の噴火が発生。
朝鮮半島全域で大地震が起き、ソウルではビルが倒壊し、漢江はあふれ橋は崩壊します。
大尉チョ・インチャン(ハ・ジョンウ)の妊婦の妻ジヨン(スジ)も漢江に飲み込まれてしまいますが、あっという間に助かって次のシーンで生きていたことがあまりにも不明瞭すぎて不思議でした(笑)
都合のいいシーンはいろいろありましたが、自然災害というスケールの大きな映像と迫力あるガンアクションなど、韓国映画の熱量を感じる壮大な映画です。
また、白頭山噴火災害を最小限に止めるには、北の核兵器が必要だという大学教授のカン(マ・ドンソク)。
マッチョなマ・ドンソクさんが本作では大学教授という静かな役だったのが印象的でした(笑)
また劇中、クスっと笑えるシーンも多く、エェ?これってコメディー映画なの?と感じる部分もあり楽しかったです。
特にビョンホンさんが大尉インチャン(ハ・ジョンウ)に韓国ドラマ「チェオクの剣」のラストをたずねるシーンは爆笑でした。結末が相当気になって仕方なかったようです(笑)
そして、その秘密作戦の運命共同体となっていく、大尉インチャン(ハ・ジョンウ)と北のジュンピョン(イ・ビョンホン)の出会ったばかりの男の熱い友情にホロリときてしまいます。
またイ・ビョンホンさんは二重スパイのようでしたが、自分の子供が生きていたことを知り北で再会したのをきっかけに大尉インチャン(ハ・ジョンウ)に子供を託すラストは北の工作員として、父親として、勇気ある決断だったと思いました。
1年後のエンディングは誰もが心を打たれる素敵なシーンでした。