韓国で初めてドラマの“楽しさ”をスコアで計算した「FUNdex」によると、2018年から2021年まで放送されたドラマ355作品のうち、99.29点を記録した『SKYキャッスル』が1位となった。
2位は98.18点を記録した『ペントハウス』(2020、SBS)、3位は97.39点の『夫婦の世界』(2020、JTBC)だった。
4位には日本でもお馴染みの『愛の不時着』(2019、tvN)が名前を上げ、その後に5位『梨泰院クラス』(2020、JTBC)、6位『椿の花咲く頃』(2019、KBS2)、7位『ペントハウス2』(2021、SBS)、8位『ヴィンチェンツォ』(2021、tvN)、9位『皇后の品格』(2018、SBS)、そして10位『服の袖、赤い袖口』(2021、MBC)までがトップ10入りした。
上位20位には、『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』(2019)、『海街チャチャチャ』(2021)、『賢い医師生活』(2020)を含む6本のtvN作品が上がり、SBSも『熱血司祭』(2019)、『ストーブリーグ』(2019)、『浪漫ドクター キム・サブ2』(2020)など計6本をランクインさせた。KBS2は計3本のなか、MBCは10位に『服の袖、赤い袖口』、OCNは13位に『悪霊狩猟団:カウンターズ』(2020)と、それぞれ1本ずつを上位20位内に入れた。
世帯視聴者数、20~49歳の視聴者数、話題性、マスコミ注目度など個々の競争力では『たった一人の私の味方』『一度行ってきました』『ペントハウス2』『夫婦の世界』『愛の不時着』などの作品が上位だったが、“楽しさ”を計算するFUNdexを適用した結果では、『SKYキャッスル』が先行することがわかったのだ。
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新たな指標「FUNdex」とは?
FUNdexは、単に視聴率と話題性が高かったという理由だけでは面白さを保証しにくいという限界を解決する上で必要な新しい公式を提示している。
ドラマの視聴パターンが本放送から“一気見”の定走式に移り変わっている最近は、リアルタイムの視聴率評価ではなく、終映した作品に対する総合的で客観的な評価が必要だ。そのためオンライン世論分析専門機関MAKENEWがFUNdexを発表した。
今回の研究対象は、2018年度から2021年度まで地上波と総合編成チャンネル、そしてケーブルテレビで放送されたドラマ355作品で、1日ドラマや短編ドラマは調査対象から除外された。
FUNdexは、放送コンテンツ統合価値評価のために、ドラマの競争力が反映された6つのデータを分析。データは、放送通信委員会のRACOIで提供されている公共データと、GOODDATAコーポレーションの「テレビ話題性」データ、そしてMAKENEWが構築したドラマ詳細メタ情報MMI(Micro Meta Information)が使用された。
(スポーツソウル)