キム・ヒソン&キム・ヘスクの弁護士と死刑囚の魂が入れ替わる
二大女優の復讐劇!
出世と名声のためなら手段を選ばない、傲慢弁護士ウルチ・ヘイ(キム・ヒソン)。
嫌味な女性弁護士ですが、けれど誰もが振り向く美女であるのも事実。
また劇中のキム・ヒソンさんの華麗なファッションがゴージャスで
見事な着こなし術です!
年齢を重ねても、キム・ヒソンさんの美貌とファッションリーダーとしての
影響力はいまだ健在。韓国でも大きな話題になったようです!
また劇中、刑事オ・ボンサムが思わず惚れてしまうような美貌と後半性格が
変わり人間らしさがでてくるところに彼が夢中になりますが、ヘイには医師である
年下の恋人のユジン(キム・ヨングァン)がいます。
これでは到底かなわぬ恋なんですが、刑事オ・ボンサムの大人の片想いも
応援したいのですが、相手が美人過ぎる才女なので、あこがれだけの
高嶺の花(笑)その微妙な心の心理をユーモアたっぷりに表現する
弱気な愛が笑えます。ボンサム刑事がいい味出しています。
また一方で自由な若い体となったベテラン女優のキム・ヘスクさんですが、
複雑な心境をそれぞれ巧みに表現しまさに適役!
キム・ヘスクさんとヘイの恋人キム・ヨングァンさんはドラマ「ピノキオ」で
母子役を演じていましたが、キム・ヨングァンさんは本作では二人の女優の
運命の鍵を握る医師役で登場し、彼の高い演技力と優しい眼差しは
癒し効果抜群で心に深く残る演技は強烈な存在感を残します。
本作のキム・ヨングァンさん、とても良かったです!
また一方、本作の悪役に扮するキ・サン会長になったチュ・ヨンベ役の、
イ・ギョンヨンさんですが、超~イケメンの「イケおじ」なんです!
この「イケおじ」なんですが、いつもコメントをくださる寿榮さんから
教わりました。イケてるおじさんの略です(笑)ちょっと~注目です!
また、このキ・サン会長になったチュ・ヨンベの一人息子のチャンソン役に
ワン(ONE)が扮し、わがままな御曹司を演じています。父親から
甘やかされて育ったために得てして子供のためにならないワガママ放題な
性格になり、突然乱暴で残忍な顔を表し周りをビックリさせることがあります。
一人息子チャンソンの起こした事件をもみ消そうとする父のキ・サン会長や
信頼する従兄弟で医師のユジンに対する愛情など複雑な思いを吐き出すシーン
など新人とは思えない迫力の演技です。この子も注目ですが・・・
後半過ぎにドラマは次第に思わぬ方向へ向かっていきます。
あらすじ(ネタバレあり)
濡れ衣を着せられ死刑囚として服役するチャン・ファサ(キム・ヘスク)。
そんな彼女も収監されて今年で34年目。
彼女は昔、サンヘ商社の社長の息子チュ・ヨンベと恋に落ちます。
ところが彼は婚外子として生まれ、認知されていなかったのです。
当時そのサンヘ商社で経理を担当していたチャン・ファサを誘惑し、会社の
お金を盗もうと金庫の暗証番号を教えるチャン・ファサ。
ところがその時、部屋で海外から帰国した兄キ・サンに出くわし、
もみ合いの末兄のキ・サンは命を落とします。
チュ・ヨンベは何も知らないチャン・ファサ(キム・ヘスク)に心中を提案し、
若い彼女は愛のために「一緒に行く」と言って二人は車の中で毒薬を飲むのです。
その後、車に兄キ・サンを座らせて罪から逃れたチュ・ヨンベは兄の
キ・サンになりすまします。
世間では男性は死亡、女性は意識不明の心中事件に!
チュ・ヨンベが殺した毒殺の罪を着せられたチャン・ファサ(キム・ヘスク)。
そして、長い月日が流れ、減免を望む死刑囚ファサの前に弁護士の
ウルチ・ヘイ(キム・ヒソン)が現れます。
ヘイは減免を反対し再審請求をしないようにしますが、その後9号室の
ナインルームで再会した二人はヘイ(キム・ヒソン)のパソコンから
キ・サンとして生きるチュ・ヨンベを見つけたファサ(キム・ヘスク)は
衝撃を受けるのです。自分が裏切られたことを知り興奮したファサはその場で
心臓麻痺をおこしてしまいます。
その時、ヘイの恋人で医師であるユジン(キム・ヨングァン)が使用した
ファサ(キム・ヘスク)を助けるための除細動器(心臓マッサージ装置)から
急に光がでて、すべてが謎めくような空気に包まれます。
そして、その時、ヘイ(キム・ヒソン)の足がコードに絡まってファサ
(キム・ヘスク)が心臓マッサージをしている身体の上に重なるように倒れて
しまい二人は一緒に感電してしまいます。
なんと・・・不思議なことに、二人は魂が入れ替わってしまうのです。
弁護士のヘイになったファサは神の計らいだと思っていますが、完璧な
美人弁護士から突然に60代の末期がん死刑囚になってしまったヘイは元の
体と人生を取り戻そうと必死になりますが、いくら叫んでも誰も信じてくれません。
恋人のユジン(キム・ヨングァン)も彼女の様子がおかしくなって戸惑います。
そして弁護士のヘイになった死刑囚ファサはSHCグループのキ・サン会長に
成りきり、自分を罠にはめたチュ・ヨンベにひどく腹を立て復讐を誓うのです。
ヘイ(キム・ヒソン)の若々しく美しい容姿とその地位を最大限に利用しようと
しているファサ(キム・ヘスク)。またヘイの恋人で医師のキ・ユジンは突然
おかしな行動を取るようになったヘイに戸惑いますが、やがて2人が入れ替わった
ことに気づくのです。ユジンは僕が元に戻してあげると約束し、その約束を
果たすユジンでした。二人はやがて元にもどります・・・
さらに、2人の入れ代わりとファサの復讐に、自分と異母兄のキ・サン会長が
大きく関わっていることを知るユジン。
ここから、ファサ(キム・ヘスク)、ヘイ(キム・ヒソン)、ユジン
(キム・ヨングァン)の3人のシリアスな復讐劇がはじまります。
また、ヘイ(キム・ヒソン)の恋人で医師のユジン(キム・ヨングァン)は
自分の出生の秘密を探ろうとしています。ユジン(キム・ヨングァン)は、
キ・サン会長の年の離れた異母兄弟で、将来有望な医者。
裕福で心優しい医者で誰もが羨む好青年ですが、ユジンは自分の本当の母が、実は
死刑囚ファサかもしれないと思い悩んでいます。そしてファサを密かに調べ始めた
その時、ユジンの目の前でファサとヘイの魂が入れ替わってしまうのです。
ところがヘイ(キム・ヒソン)の法律事務所のマ代表が、ユジンが知らない
何かを隠しているようです。そしてマ代表はユジンに
「SHCグループの後継者としての座を手に入れろ」と真剣に伝えます。
それは亡くなったキ・サンの息子がユジンだったのです・・・
またファサになったヘイはヘイの法律事務所のマ代表に英語で手紙を送り、
マ代表はヘイがファサかと疑いはじめ、キ・サン会長になったチュ・ヨンベも
ヘイがファサかと?怪しむのです。
また、このキ・サン会長になったチュ・ヨンベですが、一人息子のチャンソン
(ONE)を溺愛し、チャンソンが起こした事件をもみ消そうとお金と権力を
使うありさま。
その後、キ・サン会長になったチュ・ヨンベは、一人息子のチャンソンが
逃走中にオートバイ事故で重傷になり寝たきりになったチャンソンと健康な
ユジンの体を除細動器(心臓マッサージ装置)を使って替えようとします。
恐ろしいことを考えるチュ・ヨンベですが、それをヘイやファサたちが助けます。
そしてヘイ(キム・ヒソン)は、愛するユジンを助けてくれたお礼にファサの
再審を進めることを約束します。
このころヘイはファサの姿を見ながら、心に変化が生まれ、ファサとして
過ごした日々はヘイに必要だったようで、神は傲慢だったヘイに謙遜と言う
言葉を教えてくれたようです!
最終話、キ・サン会長はファサ(キム・ヘスク)の再審を阻止するために
担当弁護士を総動員させますが、ヘイ(キム・ヒソン)は決定的な証拠を見せ、
キ・サン会長がチュ・ヨンベだという事実を明かして彼を追い詰めます。
キ・サン会長はまたユジン(キム・ヨングァン)を拉致し、息子のチャンソンの
体と入れ替えようとしますが、ヘイはユジンが拉致されたという事実を
ボンサム刑事に知らせ、キ・サン会長の陰謀がすべて発覚します。
ヘイは最後の弁論で「本日の判決が、34年を死刑囚として生きた、一人の
女性として、人間として幸せになれるすべての機会を失って、死に直面
しているチャン・ファサさんに最後の正義を実現させてくれることを
願います」と話します。同日の再審で裁判所はチャン・ファサに無罪を
言い渡し、ファサは無念だった濡れ衣を晴らすことができました。
キ・サン会長がチュ・ヨンベとして身分を隠して生きてきた事実が
明らかになり、彼も法の審判を受けることになりました。
そして、その件に関する他の共犯者たちも罪を償うことに。
ファサは「辛い人生だったけどヘイに出会って恨みを晴らした」と告げ
ヘイに抱かれながら静かに息を引き取ります・・・
ファサは死を迎えましたが、ヘイの側には愛するユジンがいます。
その後、ヘイは無念な死刑囚たちのための弁護士に生まれ変わり
刑務所内で女優のソン・ユナがヘイに再審をお願いする死刑囚として
登場し、明るい未来を予感するラストを迎えました。
昨年末にドラマ「眩しくて」を視聴しましたが
こちらはキム・ヘジャさんとハン・ジミンさんが
入れ替わるファンタジックな物語でしたが、
後半過ぎは涙を誘うストーリー展開で良かったです。
本作はシリアスな復讐劇ですが、こちらも趣向が
こらされ面白かったです!
キム・ヒソンさんはキム・ソナさんと共演された
ドラマ「品位のある彼女」も良かったですね!