ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

ダラスの熱い日

2010-06-19 | アメリカ


っていう映画がありましたね。

今日は映画のことではありません。
「愚痴」です。
熱いのはわたしのア・タ・マ。

エリス中尉が息子と二人、成田を飛び立って今フライト中、というのはお伝えしたかと思います。今年はワシントンDCダラス空港でトランジットでした。
「飛行機を降りたらパスポートとスマイルを忘れないでね!」という相変わらずのユナイテッドのアナウンスに送られてイミグレーションに着いたらば!
列に並ぶてんこ盛りの人、人、人。
どこの国やらさっぱりわからない言葉を話すヨーロッパ線の到着の直後になってしまったもののよう。
「これ、トランジット間に合わなかったりして」
と笑ってたんですよこのときまでは。

イミグレの順番がきたときにはボストン行きの搭乗が始まる時間。
向こうは全く急いでないので、お役所仕事に輪をかけてのんびりと
「なんであんたのと息子のではパスポートの色が違うんだい?」と聞いてみたり、息子に
「ゲーム好き?ウィー?プレステ?おお、レゴゲームか。俺もだよ。俺バットマンが好きなんだよね」
なんて会話しつつの作業。
「いいから早くしてくれえ!」と言えない、美しい日本の気の弱い私。
ニコニコしながらイミグレを抜けようとしたら、
「ちょっと、あなた日本人?全く英語できない人がいるんで通訳してあげて!」
「あいはぶのーたいーむ!」「ちょっとだから!」
って連れていかれたら、若い男性が
「ここに」「何のために」「どのくらいいる予定か」
ということさえ言えず(聞き取れず)困っていて、「一週間ビジネスで滞在するって言ってますよ」と一言通訳して、ダッシュ。

それにしてもなあ、そんなことで仕事できるのかい?お若いの。

永遠に待つかと思われたセキュリティを通って、荷物を預け、さて、搭乗口は、と掲示板を見たらば搭乗口はD。
おお、ここはCゲートか。
なんだ、隣じゃん、というのはアメリカのハブ空港の地獄のような広さを知らない人のセリフ。
ひいいい。シャトルは!シャトルはどこおお!
見つからん!走った方が早い!
キャリー、バッグ、チェロを担いでの全力疾走です。
いや、疾走するには人が多すぎてまっすぐ歩くことすらままならず。
Dゲートゾーンに差しかかったとき、掲示板が目に入りました。

CLOSED・・・。(T_T)乗り遅れてるし。

しおしおとゲートに行くと「なんで遅かったの」
「イミグレーション」
「6時45分のは満席だけどスタンドバイかける?」
「それ、ファーストじゃないですよね」
「勿論」
「一応かけようかな」

とりあえず、旅行アレンジをしたカードデスクに電話しました。

「あの、あまり言いたくありませんが、トランジットの時間短すぎません?」
「誠に申し訳ありません<(_ _)>」
「これもし最終も乗れなかったら、ホテルとかどうしたらいいんですかね?それから、ファーストとの差額って返していただけるんでしたっけ」
「私では判断しかねますので・・・」

なんて会話の後、デスクにもう一度善後策をお願いしたらば、なんと実は日本からのフライトはディレイ(遅延)していたって言うのです。
おい!スマイルとか言ってる場合じゃなかったんじゃ?
日本だったら、これ出口にアテンド来てるんじゃないですか?

で、実は、ディレイになった途端、ユナイテッドの方で同じプライオリティの座席を最終便で押さえてくれていたらしいのです。

でも、何故それを私に言わない(-_-メ)
言って下さい。頼むから。
アメリカの航空会社カウンターの人って、もう最初からケンカ腰で、態度悪いんだもん。
そういう過程でチケットが振替になってるなんて、一言も言ってくれてないし。

ああ、また、このわけのわからないアメリカ人相手の戦いが始まるのね・・。
毎年のこととはいえ、うんざりします。
皆さん、日本って、本当にいい国ですよ。
こういうことがあるたび実感する・・・。

画像は「今見ている景色」
ここはユナイテッドのクラブラウンジ。
ここで数時間を過ごす羽目になって、幸先悪すぎ。

ま、ブログのネタにはなりましたが。