皆様、サンタ・トラッキング、ご覧になってますか?
わたしが見たときにはサンタは「ホニアラ島」を通過していました。
・・・・ホニアラ島?
どこかで最近すごく聞き覚えがあるような・・・。
そう、海上自衛隊練習艦隊が、ここに寄港し、その際、
現地で遺骨収集団が採取した日本軍将兵のご遺骨を乗せ、
晴海埠頭にそれを迎えにいくということがあったのでした。
サンタは何しろ戦闘機の100倍のスピードで飛翔するので、
たまたまわたしがこのトラッキングを除いた瞬間、
そこがホニアラ島であったことがとても不思議な偶然に思われました。
次に見たとき、ちょうど日本にいたので、スクリーンショットを
撮っておきましたよ。
名古屋。琵琶湖が見えます。
富士山上空。
東京湾の上。
ぐるりと向きを変えて、相模湾。
左下にある「配達されたプレゼント」
の数はすごい勢いで増えていきます。
紀伊半島。
淡路島と四国。
そして九州・・・・あれ、北海道って行ったっけ?
軍機扱いで公開できなかったコメントで、
「これでは速すぎて迎撃できません!」
と泣きを入れてきた基地司令がいましたが、そらあなた、
HPによるとサンタのスピードは戦闘機の100倍だってんだから。
というか、サンタを迎撃せんでよろしい。迎撃せんで。
さて、それはともかく、今年も我が家ではターキーディナーを
イブの夜に楽しみました。
去年一昨年と朝から料理を始めランチにいただいていたのですが、
今年は平日なのでTOが夜にしかご飯を一緒できなかったためです。
今年のターキーはもとまちユニオンで購入。
念のため行く前に電話であるかどうかを確かめたところ、
「年中置いています」
とのこと。
幾つかの種類の中で、去年と同じ、ベビーターキーを選びました。
小さいので解凍も1日あれば十分。
まあ、本当は冷蔵庫の中で1週間くらいかけたほうがいいのでしょうが、
何しろ買うことを思い出したのがイブの2日前だったもので・・・。
そのまま冷蔵庫に入れず、室温で1日置きました。
ご対面~。
去年のと違って、ネックの皮が残されています。
横を向いてもらいました。
血を落とすために中も水洗いしてしまいました。
今年はレシピに頼らず、自己流でやる覚悟です(笑)
去年一昨年とmizukiさんのレシピを参考にしてやってみて
少しは全貌がわかってきたつもりなので。
要は相変わらずのいい加減料理ですがどうなることやら。
体の中から内臓を引っ張り出します。
去年のはこれらがパッキングされて入っていましたが、
今年は一つ一つ引きずり出さなくてはいけません。
塩胡椒。
アメリカ滞在中に買ったヒマラヤンソルトをたっぷり。
脇の下にも忘れずに。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」では、顔にクリームを塗った後、
次の部屋で「耳にも塗りましたか」というメモと小瓶があって、
迷い込んだ紳士二人は塗り残しに気づきましたが、
ふとそれを思い出しました。
今年は、塩胡椒のあと、オリーブオイルを表面に塗って
皮がカサカサになるのを防止します。
去年のように無印良品の「ローストチキンの外側に塗るもの」
があれば楽だったのですが、なくても別に問題はありません。
ネックは硬くて刻めないので切れ目を入れるだけ。
内臓の類を細かく刻みます。
玉ねぎと人参をみじん切り。
本当は一番先にニンニクをオイルで炒め、香りが出たら
玉ねぎを先に炒めることになっていたのですが、
うっかり混ぜてしまったので、もうこのまま炒めてしまいます。
料理なんて結果が良ければいいのよー。
オリーブオイルで炒めます。
内臓を入れて炒め、香り付けにバターを少し投入。
このあと適当な量水を入れて適当な時間煮込みます。(圧力鍋で)
煮込んでいる間、お茶を一杯。
というか、この深川製磁の自衛隊カップを自慢するためだけの画像。
自慢といえば、わたしにはこんな自慢のカップもあるのだった。
海上自衛隊の錨のマークに・・・・・三ツ桜。
ふっふっふ、これが一体何を意味するかおわかりかな?
といいながら説明しないで次に行ってしまう。
今年は初めてスタッフィング(ターキーのお腹に詰め物をする)を
やってみようと思い立ったので、
お米をまずオリーブオイルで炒めます。
このお鍋は、バーゲンで購入してこの日届いたビタクラフト。
ビタクラフトは鍋界のメルセデスみたいなものです。
お米に圧力鍋で炊いた野菜と内臓を投入。
混ぜてこれも適当に水を加え、(本当に適当だなあ)
適当に蓋をして弱火で煮込むのだった。
この画像は単なる鍋自慢。
そして適当な時間に覗いてみると出来上がっていたので、詰めます。
ここに・・・・・うーん、なかなかグロ、いやなんでもない。
詰めました。
スタッフィングには味をつけていませんが、
まあそんなものだろうとやはりいい加減にそのまま。
脚を針金やタコ糸で縛るのが本当なのだと思いますが、
どちらもなかったのでホイルでまとめてあげました。
そしてオーブンに投入。
途中でオーブンを開けてジャガイモを隙間に押し込みました。
わずか22分で焼き上がります。
誰でも失敗なく焼ける火加減コンピュータ任せ。
付け合わせはインゲンとブロッコリー。
インゲンをバターで炒めているお鍋は、フィスラー。
フィスラーは鍋界のBMWといったところ。
最近、たまたま人と待ち合わせたところにフィスラーの専門店があって、
しかもバーゲンをしていたので買いました。
しかし買って二日目に油断していて焦げ付かせてしまい、
涙目で磨きまくって復活させたというかわいいお鍋です。
さて、わたしの腕とは全く関係なくオーブンが仕事をしてくれたため、
ターキーは見事に焼き上がりました。
ありがとうヘルシオ。
肉汁が思ったより受け皿に垂れていなかったので、
少しだけのその汁を全体的に注ぎかけて出来上がり。
その頃帰ってきたTOが、切り分けてくれました。
本人曰く「去年よりうまく切れた」とのこと。
わたしはブレストをいただいたので、これは息子に。
息子はこの後ペロリとブレストも食べてしまいました。
息子がココアを入れるというので、そのために
生クリームを泡立てて作ってやりました。
「ケーキ食べるんだからココアはどうかなー」
とわたしはカロリー的にかなり逡巡したのですが、
息子が悲しそうな顔をするので
「じゃ少なめで・・・」
そして今年のクリスマスケーキ。
これも毎年宅配の「地球人倶楽部」でお願いしている
レジオンというパン屋さんのケーキです。
漂白していない小麦を使っているので、
スポンジの台そのものに大変旨味があります。
今や家族全員のクリスマスの楽しみになっています。
これは今年の夏、サンフランシスコ空港のMOMAショップで
見つけて買ってみたケーキカッター兼サーバー。
ホールのケーキを食べることが滅多にないので、本日、
初めて使用することになるのですが、これがすごい!
くさび形の部分をケーキにさっくりと上から落とし、
そのままお皿に運んで少し広げるだけ。
ナイフで切ってサーバーですくって、というアクションを
一瞬でやってしまえる優れものでした。
こんな形をしています。
こんなにお役立ちだったとは・・。
クリスマスのツリーは今年は飾らなかったのですが、
馴染みのお菓子屋さん(パリ帰りの女性パティシエがお母さんとやっている)
に行った時にジンジャーブレッドのヘクセンハウス(魔女の家)
があったので、買ってしばらく飾って楽しんでいました。
すごく凝っていて、時間もかかるので少ししか作っていないそうです。
セロファンでカバーしてあったのですが、外すとジンジャーの
いい香りが漂ってきました。
息子はクリスマスプレゼントに念願のiPadAirをもらってご機嫌。
わたしは・・・・皆の感謝の言葉だけで十分。
一緒に食卓を囲めることが何よりのクリスマスプレゼントです。
それではみなさま、よいクリスマスをお過ごし下さい。