「ご自由にお持ち下さい」と書かれていたそうな。
恐らくポロッと落ちた花と思われる。
水を張ったたらいに入れて持って来てくれた。
「こんなの置いても孫の格好の餌食になるんですけど」
「じゃあ、ここに置けばいい」
ドンと玄関の下駄箱の上に置いて行った。
う~ん、この高さじゃ、玄関にたらいを置いているだけにしか見えない。
本当はガラスの器にでも入れてテーブルに飾ればいいのでしょうが、
優美な生活とは程遠い我が家です。
先日、笹巻の講習会に行って、一応巻き方を習得。
そこで忘れないうちに作り方をここに書き留めておきます。
興味のない方はスルーして下さい。
きっと来年になったら忘れるし、ひょっとして1ヶ月もすれば忘れるかもしれない。
自分への備忘録です。
義母が現役を退いたら、年に1度位は作ってみようかな。
義母の「いつ覚えたんだ」とびっくりする顔がみてみたい。
用意するもの
・笹の葉
・もち米(もち米は研いで一晩水に漬けて置く)
・ビニール紐(1個に付約30cm)
1.笹の葉の先のほうを円錐状にクルっと丸める
※笹の葉は、あまり小さいと失敗する確率が高くなる。
※円錐の下のほうは穴をあけないように
2.米を入れる
※だいたいれんげ1杯分くらい
3.ふたをする
4.ふたを逆三角形に形作る
※このとき笹の真ん中のスジのようなところを
三角形の頂点に持っていく感じで形作る。
5.笹の根元?のほうを右に折り曲げる
6.紐を後ろの方へグルッと2回まわす
※このときしっかり巻かないと煮ている間に解けてしまうので
自分の歯を駆使して、しっかり巻く
※片方の紐は長く残しておく
後から見たらこんな感じ
で、巻き方は完成です。
あとは鍋で約25分煮る。
その時タンサンを入れると色鮮やかになる。
煮れたら、水にとって冷やす
どこかに吊るして水切り(この時長い紐が便利ということだと思う)
自画自賛ですが、
こんな風に写真付で説明してくれたら、
いくら手呆けの私でももうちょっと早く習得できたのに。
写真をつけろとは言わないけど、
逆三を作って折り曲げる・・・
これさえ図入りで説明してくれたら、あんなに四苦八苦しないで済んだと思う。
なにせ名人だから、こうして、こう・・・が早すぎて
えっ、えっ、えっ・・・で完成しちゃうんだもの。
もうちょっと上手になって、
伝統料理講師になろうかしら。
こちらの方言で「不器用」のことを「手ぼけ」というのだけど
(手が呆けてるが由来と思われる)
つくづく私は手呆け?と思った次第。
今日子育てサークルで笹巻きの講習会があった。
毎年義母にもらっているアレである。
別に講習会になんて行かなくても義母に教えてもらえばいいじゃないか、
ってなもんだけど、私のプライドが邪魔してる?のか・・・
まあいつも行く支援センターでやるからいっちょ行ってみるか、
ぐらいの乗りでいきました。
巻き方も簡単そうでなかなかできない。
無意味に年をとっているだけで、こんなことはとんとやれない私。
若いママさんたちのほうが上手。
聞くと去年もやったそうな。
何個かやっているうちになんとかマスター(したと思っている)
さて、これを伝統料理として継承していくのか、私。
現在うちにある十数個の笹巻き、誰も食べる人がいない。
ちなみに写真の左の色鮮やかなのは今日作ったやつで、
右は義母作品。
今日は講師として、笹巻き名人?のおばさん(70歳くらいの人)が来てくれた。
その方は、手作りパンまで持って来てくれた。
写真はあまりおいしそうじゃないけど、これが絶品。
普段パンなんか食べない3歳児も食べてました。
聞くと、最高級の国産小麦粉をお取り寄せで使用しているとか。
作るのはホームベーカリー。
こんな風に丁寧は暮らしぶりをしている人を見ると軽くショックを受ける。
感化される。
欲しいな、ホームベーカリー。
ん? そこかっ
昨日の夜のすさまじい食卓が尾を引いて、
今日は作る気になれずに、残り物。
残り物でもなんでも酒さえあれば文句を言わないダンナ。
・イカマリネ(おとといの)
・蕗の煮物(おとといの)
・水菜のサラダ(唯一今日作ったの)
・豆腐ハンバーグ、じゃがコロ(昨日の)
・水菜のチヂミ(おとといの)
若干24歳にして2児の母親になった娘。
仕事をし、帰宅してからご飯を作り、あの2児にご飯を食べさせているなんて
想像するだけで、「お疲れさん」です。
覚悟の上で、子どもを作ったのだから、それが親としての責任でしょうけど。
ダンナと二人で通夜みたいに会話のない食事をしていると、
孫がいたら賑やかでいいなぁと思うけど、
いたらいたで、シンデレラのように拭き掃除ばかりで、
ウンザリ、
ウンザリ、
ウンザリ・・・
今日は何の日か知っている人は、ご年配な方だけかもしれない。
今日は旧暦の5月5日。端午の節句。
義母から笹巻きと菖蒲湯に使うドクダミ。それと枕の下に敷いて寝るようにとドクダミ。
本当は菖蒲なんですよ。
そこら辺は大雑把な義母です。菖蒲がなかったと。
しかし、大雑把な割にはしきたりはきっちり守る人で、
ちゃんと旧の5月5日と知っていたんですね。
孫の誕生日もひ孫の誕生日も絶対忘れず赤飯炊くし、
ホワイトデーだって知っている。
義母の家の大きめのカレンダーには、
予定やらなにやらびっしり書き込んであります。
次から次へと忘れる私も見習わなきゃ。
実はこの記事も、ひょっとして去年も同じような事を書いていないか
一応チェックして書きました。
おととしは笹巻きのことを書いていました。
同じ事を何度も、さも初めて話すようにしゃべる人がいるけど
(たぶん私も)
書いたものは記録に残るから・・・
同じような事をさも初めて書くように書いている事があるかもしれませんが、
ほら、年なんで、ご容赦ください。