■「アーカッド・アムヌアイ郷土学習センター」ではソンクラーム川流域の窯址を知ることができませんでした。とりあえずはソンクラーム川を目指すことにします。
ソンクラーム川です。思っていたより川幅が狭く水量が少ないです。この周辺には窯址はありません。
川から少し離れた村でも、水田の耕作中にたくさん壺が出てきたそうですが、人が来て全て買い取って行ったとの説明でした。
今後もトラクターの普及で地中深くに眠っていた石仏や青銅の遺物は掘り起こされるでしょうが、陶磁器などは作業機で破壊されていくかと思うと残念です。
そのまま進むとメコン川沿いまで来てしまいました。道路わきに恐竜がいます。標識はタイ語だけです。とりあえずは入ってみることにします。
未整備の岩道を入っていくと中でも恐竜が出迎えてくれます。
恐竜の足跡化石が展示されています。
泥土の上に小型恐竜の足跡がたくさん残っていて化石化したものです。
ソンクラーム川がメコン川へ注ぐ近くです。
ナコーン・パノムの手前25kmの所に「プラタート・ター・ウーテン」という1911年に建立された、高さ約15mの仏塔がメコン川に臨んでいます。
馬です。
続いて、馬です。
メコン川で集められた奇石や川の流れで丸く研磨された水晶、石器などが展示販売されています。
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対岸のラオスの町ター・ケークを結ぶタイ・ラオス第3友好橋です。2011年11月11日11時11分に開通しました。ベトナムのハノイまで通じる道路が整備されています。
メコン川を跨ぐ橋梁部は780m、取付け部を含むと全長5.2kmの長い橋です。
ちなみに橋の高さは10m、脚橋の間隔か60mです。
午後1時30分、ナコーン・パノムの市街へ入ってきました。メコン川の上流には「ロイ・ルア・ファイ」(灯明舟流し)に用いられる舟が係留されています。
竹で組み上げられた灯明舟の全長は、大きな舟で100m近く、高さは30m近くあります。
灯明舟には映し出す絵柄に合わせて大量の空き缶に灯油を入れてぶら下げています。
空き缶利用の灯明の数は2万個から3万個ぶらさげます。一艘の灯明舟を造るのに300万円ほどかかるようです。ほとんどが缶コーヒー代に消えていそうですが・・・。
こちらでは、空き缶に灯油を入れ最後の追い込み作業中です。
灯明船の係留場所から下流へ向かう川沿い道路は出店や屋台が出て通行止め、市内へ入ればお祭りのパレードが催されていて交通規制中、迂回を重ねてやっとホテル到着です。
ここまでの走行距離1,354kmとなりました。
小さな町ですが「ロイ・ルア・ファイ」には観光客が多く、ホテル予約をしておかないと、まず、市内では泊まることができません。今回は「ウィンサー・ホテル」を予約しました。このホテルからだと100m程歩けば観覧場所まで行けます。ただ、宿泊料金は通常400バーツが、この日だけは3倍に跳ね上がります。
チェクインを済ませ近くを散策です。イミグレーションの建物です。対岸のラオス、ター・ケーク行の船が出ています。
ター・ケークへ向かう船です。かっては川を中心にして一つ町や国が栄え、同じ言語、文化を共有する同じ民族が暮らしていましたが、近年になって欧州の植民地になって以降、川は国を隔てる境界線になってしまいました。
メコン川沿いに建つ「パヤナーク」です。
この下には「インドシナ・マーケット」があって中国からの廉価な電気製品、衣料、食品等を売る店がたくさんあります。
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ナコーン・パノムまでの軌跡です。