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この壷は以前に投稿したマイ コレクションです。巻き貝文を連続する半円模様が振り分けています。花文ではありませんが、「開運!なんでも鑑定団」に出品された壷とよく似ています。
前回投稿した壷は、巻き貝が下段では花、上段では蔓草に替わっていました。鑑定依頼品は巻き貝が花、そして半円模様の下方に葉文が押されていました。
口径:16.6cm、胴径:37.0cm、底径18.5cm、高さ:40.9cmの15~16世紀の製作とされています。
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胎土は肌理の細かい鉄分を含んだナーンのボースアック窯によく似ていますが、窯跡から類似する陶片が出土していません。
焼成での火裏部が焼けあまとなって、一部に釉剥離があります。
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本品はボースアックの個人博物館に展示してある謎の壷です。
一帯を発掘調査した考古学者サーヤン教授の寄贈品で、彼もボースアック由来の物と考えています。
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この三点はスコータイのサンカローク博物館の展示品です。説明ではチェンライのパーン窯(16~17世紀)となっています。
ただ、この博物館は一階の古陶磁器展示場に贋作が多々有るようです。
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東南アジア陶磁器博物館に二点展示されていて、本品は15~16世紀、窯不明と説明されています。もう一点は写真の印花模様が不鮮明で掲載しませんでしたが、14~16世紀の製陶、窯はラオスではないかなと説明されています。(過去ブログ「東南アジア陶磁器博物館の再開館記念式典」に掲載)
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鑑定品とは作風が異なりますが、肩部に印花した一連のラオス産ではないかと思われる壷です。