チーム「シヤ・ヤーオ・ドークマーイ・パー」に付いて打上げに出かけます。
出発です。
パラシュートが開き、ゆっくりと下降してきます。
先に打ち上げる、2グループが待っています。木陰で順番待ちです。
体に泥を塗っておくと、泥が体温を奪うのと、火花がかかっても火傷をしないそうです。
前で順番待ちをしているグループです。
追い越していくグループがあります。
「ケーン」の演奏も加わり盛り上がります。
前のグループが打ち上げました。
さあ発射場へ再スタートです。」
奥の盛り土はバンカーで、着火後に逃げ込むようになっています。
まず支柱の上に回転台を設置します。
傾きを直してタラーイを載せます。
回転台とタラーイの間にバナナの茎を挟みます。タラーイの回転を良くするためでしょうか。
火薬の噴出孔は4カ所あって、黄色い布は導火線です。
バナナの茎を重ねて行きます。
黄色い布にガソリンをたっぷりと含ませます。
準備完了です。
着火の合図です。
着火しました。走ってバンカーに逃げ込みます。
全員の様子がおかしいです。異常事態のようです。
火薬を充填したパイプと「コン」と呼ばれる外枠が分離し、パイプが落下、両端から火を噴いています。
約50秒間にわたり両端から燃焼してしまいました。
打ち上げ失敗です。皆自失茫然です。崩れ落ちる人もいます。口惜しいです。
失敗チームを横目に次のグループが入場してきました。
なかなか引揚げられません。
慰める言葉が見つかりません。駆け足で泥池に飛び込んで行った人もいました。
■翌日のテレビニュースで「ブン・バン・ファイ・タラーイ・ラーン」の映像が流れていました。陽射しから夕方近くの6m「タラーイ・ラーン」が地上で大爆発をしていました。爆発の黒煙は、周りの木々の4、5倍以上に上がり、様々なものを巻き上げている映像でした。
イサーン各地で行われるロケット祭りですが、毎年どこかで死傷者がでるお祭りで、今年も打ち上げたロケットが方向を失い観覧者を直撃したと言うニュースがありました。
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