の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

プー・プラ森林公園へ古代の仏像を見に行く

2014年06月07日 | カーラシン

■第5日目です。カーラシンの北西部、「ウドーン・ターニー」との県境に「プー・プラ森林公園」があります。ガイドブックによると古代の石仏があるらしく、参拝に行くことにします。
そのまま、コーン・ケンへ行き宿泊、明日、「プー・ウィアン」のドヴァーラヴァティー時代の磨崖仏へ参拝する予定です。

藍色の線が本日のコースで、268.4kmの走行距離になります。
なお、昨日まで累計で1130km走っています。

朝の「リム・パオ・ホテル」です。

まず、「ワット・シー・ブン・ルアン(ワット・ヌア)」にドヴァーラヴァティー時代の結界石があって、「二人の天人がアーチを描いて舞い、下の王宮には王、女王、そして王子が彫られた、非常に美しい結界石」だそうです。
これは見ないわけにはいきません。
実は、昨日もバン・ポーン村からの帰り道、カーラシン近くのガソリンスタンドで休憩がてらナビ検索したしたのですが、市街から40kmも離れているため別の寺であると判断し行くのを止めています。
「プー・プラ森林公園」に行く途中にあたるため寄ってみます。

国道12号線を10km西へ向かい、国道2416号線を「ラム・パオ・ダム」方面に走ります。
ナビでは国道を反れて、未舗装の赤土道に入って来ました。
地図上では、このまま進むと幹線道路の国道2110号線に合流します。また、ここまで来れば引き返すのにも勇気が必要です。

取敢えず到着しました。「ワット・シー・ブン・ルアン」です。ダム湖の近くの小さな小さな集落の中にありました。

本堂も礼拝堂も見当たりません。お堂を建設中です。
これだけです。結界石はありません。

寺門前の民家です。

お寺までの集落内の道路です。

結局、同じ名前の別寺院でした。長居は無用です。「プー・プラ森林公園」に向けて出発です。

ナビに従ってここまで来ましたが、これ以上進むのは止めた方が良さそうです。ナビが指示するコースに頼らず、地図と太陽の位置だけ見ながら舗装道路を探して走ります。

その後、なんとか舗装道路に出ました。ずいぶん走行してから交通監視の村人に尋ねると、逆方向に走っていることが分かりました。舗装された道路が続くことを確認してU-ターンをします。

「フアイ・メック郡タッツ・ドーン村」に出ました。地図にも明記された、国道2110号線が通っている村です。
国道2110号線に出る数キロ手前にラオ様式の仏塔が見えたので休憩です。
「ワット・ウタイ・タッツ・ドーン」「マハ・チェディー・シー・ラチャモンコンタム」と表札が出ています。

ホテルを午前7時50分にスタートして、ここに到着したのが午前10時20分です。走行距離84・4kmを2時間半かかっています。ずいぶん時間ロスをしました。





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午前11時30分、無事に「プー・プラ森林公園」の入り口に到着です。
国道2152号線が山裾に一番接近した所に細い地道があって、山裾に沿って1km程入って行くと公園の入り口があります。国道には小さな表示しかなく、ここではナビが助けてくれました。

公園事務所に寄って、普通車での登坂ができるか確認しておきます。職員の「問題ない」という返事で山頂を目指します。





公園事務所から10分走った所です。緩やかな上り坂です。

まず最初に出会う展望台「パー・サウォイ」、200m程の岩盤の上にでます。

切り立った岩壁の上です。


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二番目の観光ポイント「ターム・シアム・サップ」です。

岩壁を下りていくことができます。





鋤で掘ることを「シアム」と言います。切立った岩壁が鋤で掘ったような景観から名付けられたようです。


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三番目の観光ポイント「ターム・プラ・ロート」です。



崖っぷちに梯子が架かっています。



崖下へ降りてきました。下にはおよそ30mの長さで岩盤に深い割れ目が生じています。

さらに降りて行きます。

およそ2mに開いて洞窟状になっています。かって修行僧がここに留まって瞑想をしたといわれています。








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登るにつれて道路の状態は悪くなっていきます。

「パー・ヒン・イェーク」長さ20mにわたり、6mの深さに岩が割れクレバスになっています。「イェーク」は分割するという意味です。

割れ目から木が生えて、多少迫力に欠けます。


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山頂に来ました。麓に有った案内では7km登ってきたことになります。本日のここまでの走行133km、累計1268kmとなりました。

木立の中を進みます。

ここでも岩壁を下りて行きます。「タム・プラ」です。横幅15m程の崖に人口の横穴が2カ所掘られています。





奥行き30mの穴です。

奥へ進みます。

一番奥には台座になっています。ガイドブックに書かれている、古代の仏像はここに安置されていたのでしょうか・・・。今は新しい仏像が置かれています。
明かりは射すのですが、洞窟独特の異様な臭いと蜂の巣があって、早々に立ち去ります。

この穴は左手にあるもので、そんなに深くはありません。
古代人の住処だったのでしょうか、詳しい説明はありません。

こちらは新しい現代人の彫刻です。アニメの主人公です。

山頂の仏陀です。

山頂からの景観です。

下りは心にも余裕ができたのでしょう。登って来る時には気付かなかった花が木立にたくさん咲いていました。



無事に麓近くまで下りてきました。午後2時です。
このままコーン・ケンへ向かいます。


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