プー・プラ森林公園に古代人の洞窟はありましたが、仏像を見ることが出来ませんでした。
午後2時、国道2152号線から国道2039号線に出て「プラタート・カーム・ケン」に参拝、その後コーン・ケン市街と向かいます。
午後3時40分、「プラタート・カーム・ケン」の建つ「ワット・チェティヤプーム」に到着しました。
堂内では「ブン・パー・ウェット」(ヴェサンタラ・ジャータカ祭り)が催されています。
僧侶が「パー・ウェット・チャードック」を吟唱しています。
堂の壁には「パー・ウェット」の絵巻物が掲げられています。
参道では機械仕掛けの僧侶が托鉢に回っています。
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■「プラタート・カーム・ケン」は「タマリンドの心材の仏塔」と呼ばれ、昔、クメール王国の都市、モーリの領主が9人の高僧に、建設中のプラタート・パノムに納める仏舎利を届けるよう任命しました。
9人の高僧は、この地に来ると枯れたタマリンドの木があり、そこで一夜を過ごします。
翌日、一行がナコーン・パノムへ到着すると、プラタート・パノムはすでに完成していることを知りました。9人の高僧は仕方なく来た道を戻ります。
再びこの地に差しかかった時、枯れていたタマリンドの木が芽を吹き、青々と茂っているのに驚きました。仏舎利のご利益だと信じた一行はこの地に仏塔を建設し、仏舎利と仏陀を安置しました。
タマリンドを意味する、「(マ)カーム」と心材の「ケン」から「プラタート・カーム・ケン」(タマリンドの心材の仏塔)と呼ばれるようになったそうです。
「コーン・ケン」の起源も「カーム・ケン」から来たと言われています。
仏塔は後に改築されて現在に至っています。
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■参考に「マカーム」(タマリンド)を紹介します。
「マカーム」の花です。
「マカーム」の実です。硬くなった皮を割ると、種を覆うように紫色の果肉があり生食します。果肉を加工した食品も結構見かけます。
タイではいたるところで見かける木です。
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仏塔の後ろには煉瓦造りの布薩堂があります。また、新しい布薩堂の周りにはドヴァーラヴァティー時代の結界石が立っています。
布薩堂の扉の左右には門衛が立っています。
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■本日は「ブン・ケーン・ナコーン」の畔に泊まります。
「B.Bホテル」、一泊590バーツで朝食にコーヒーとトーストのサービスがあります。部屋からは「プラ・マハタート・ケン・ナコーン」の尖塔が見えます。
前回訪れた時は、午後8時過ぎまで待っても点灯しなかった「プラ・マハタート・ケン・ナコーン」に、今日は夕暮れから明かりが灯っています。
角度を変えた市街の中心部です。
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