の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

ナコーン・サワン

2013年11月12日 | ナコーン・サワン
■昨夜はナコーン・サワンに到着後、暗くなりすぎたのと、道が「カオ・ダオ・デューン」山を中心に放射状に延び、かつ狭いためホテル探しに苦労し、結局チェクインしたのが午後7時30分を過ぎていました。

宿泊した「ビバリー・ヒル・ホテル」です。
宿泊料は朝食込で、1階500バーツ、2階700バーツ、3階800バーツと階毎に価格設定が異なっていました。朝の眺望を期待して3階に宿泊しましたが、木々が視界を遮って見るべきものはありませんでした。



市街の北に「カオ・ダオ・デューン」という山があります。山頂には「ワット・キリウォン」があって「パー・チュラマニー」という仏塔を建設中です。遠くからでもよく見える、ナコーン・サワンのランドマークです。

「ワット・キリウォン」の礼拝堂です。まずは朝のお参りをします。



「パー・チュラマニー」仏塔です。案内板によると、1981年、3500万バーツの予算で建立に着工、現在は90%完成しているようです。

外装を工事していました。



巨大仏も建立されています。





多面仏です。日本ではこのようなタイプの仏像は見かけたことがありません。

お守りも売られています。一番大きな「リラー」と呼ばれる遊行仏が200バーツ、他は100バーツです。

こちらの小さな素焼きのお守りは50バーツでした。

タンブンです。籠の鳥を放つことによって徳を積みます。

山頂から見るナコーン・サワン市街です。チャオプラヤー川が見えます。ちょうどナーン川とピン川の合流地点です。

遠くに見える湖は「ブン・ボラペット」です。

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チャオプラヤー川を越えて左折をすると、タイで一番大きい淡水湖「ブン・ポラペット」があります。面積は約213平行キロです。
ガイドブックでは岸辺から一面の赤い睡蓮が咲いている美しい景色が使われており、一度行きたいと思いつつも、ここを通過するのはいつも夕方で、来る機会がありませんでした。
「ワット・キリウォン」の参拝を終え、9時30分に湖岸へつきました。
乾期で水が少ないですが、観光案内の写真で見る睡蓮などどこにも見当たりません。

「ブン・ボラペット」の参考写真です。一面の睡蓮はどこへ行ったのでしょう。

湖岸の食事処です。朝食はホテルで済ませたので直ぐに出発です。

湖岸に水族館がありました。外観を舟形にしたデザインの建物です。
入館料49バーツです。時間も十分あるので入館していきます。





淡水魚がメインの水族館です。



 
 

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というの~んびりした、10泊11日のソンクラーン旅行でした。
地図の青線が往路、緑線が帰路です。ナーンからバンコクまでは891kmの走行で、200km以上の寄り道をしています。全走行距離は2070kmでした。

ナーン、プレーからピチット、ナコーン・サワンへ

2013年11月01日 | プレー
■4月20日(土曜日)です。ここまで1180kmを走行しています。ナーンからバンコクまでは幹線道路の最短距離で687kmです。午前8時半、一路バンコクを目指して出発です。

ナーンの南20kmほどのウィアン・サの水田です。乾期ですが稲穂が良く実っています。ウィアン・サを過ぎるとロン・クワンまでの60kmを道路は山の中へ入って行きます。

国道101号線を南下、プレー市街の手前十数キロに「ペー・ムアン・ピー・森林公園」へ行く横道、国道1134号線があります。約15kmそれるだけなので寄ることにします。

午前10時半到着です。「ぺー」とは木立、「ムアン・ピー」は隔離されて寂寥な様子で、浸食によって砂粒と風化石英の粘土が固化した部分が残って林立している奇観の地です。



高さは5m程あって、巨大キノコのようにも見えます。広さは0.8平方キロに林立しています。









公園前の売店です。ミアンを貰った所です。
1時間ほど散策して、午前11時30分スタートです。

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プレーを過ぎ、デン・チャイ交差点で左折、国道11号線へ入ります。ウッタラデットまで40km、さらにピサヌロークまで100kmの間は延々と続く下り坂です。

ウタラデットを越えました。ここからは直線道路の下り坂となります。

満載のバナナを運搬しています。

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■ピサヌロークを抜けて国道117号線を40km南進し国道115号線で左折、20kmでピチットの市街です。ピチットで宿泊しようと市街を走るのですが、行き交う車も稀で、夕暮れにはまだ早いけれど市場の前にもほとんど人影がないという状態です。ホテルも怪しげで、夜中には幽霊でも出そうな雰囲気です。
市街の少し南にある遺跡に立ち寄り、100kmほど南のナコーン・サワンまで移動することにしました。ナコーン・サワンはバンコクの北、240kmにある都市です。

午後3時50分に「ムアン・カオ歴史公園」につきました。この地に都市国家が出来たのは1058年「プラヤー・コータボンテーラワラート」の建設によるとされています。当初はスコータイの覇権下になり、アユタヤが勢力を拡大するとアユタヤの覇権下となり、ビルマの進出によって破棄された中世都市です。
公園内はあまり整備もされておらず、樹木が鬱蒼と茂っています。都城壁や環濠の一部、荒廃した寺院などの基壇が残っています。

「ワット・マハタート」です。発掘整備されています。手前は「ウィハン・カオ・ホーン」と呼ばれる礼拝堂で九つの部屋があります。

仏塔にはかっていくつかの石碑が嵌められていたそうですが、その後盗難にあって、今はありません。

仏塔の奥には本堂の基壇と聖域を示す二重ねの結界石が残っています。



寺院横の池の淵にワニを退治する像があります。

ワニ退治の傍らに小さな横穴があって、下半身は砂に埋まった仏様が祀られていました。祠の前には禅定印のワニが守護しています。

ピチットはナーン川とヨム川が南北に流れ、水利が良く、稲作、果樹栽培、淡水漁業、魚の養殖が盛んです。また、豊富な淡水を利用したワニの養殖も盛んで、ピチットのマスコットはワニです。国道117号線沿いの稲刈りをするワニの夫婦です。