懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

亀山郁夫新訳「カラマーゾフ兄弟」が・・

2008-01-30 00:55:31 | Weblog
売れているそうな。光文社文庫で5巻くらい。
でも、昔からある新潮社文庫だと、3巻だった。新潮社の方が安い。
亀山先生の5巻目の「おまけ」がたいそう興味深いので、それだけ買って、あとは図書館で借りようか、とか、散々迷って本屋で時間を潰してしまった。

今の大学生あたり向けのマーケティングだと、「売れる」事はとっても大事なんだろうけど、ブームと言われると、
「でも、どんな読まれ方をされているの?」と考えてしまう。

どんなに面白い小説でも、どんなに優れた小説でも、

読み手が、「じぶんの身に引き付けて読む」か、「他人事として、単なる『お話』として読む」かによって、結局小説の機能や効能は、違ってきてしまうと思う。

『カラマーゾフ・・』のとなりに、『悪霊』があった。ネチャーエフ事件を題材にしたこの話が、今思えば、今も新鮮さというか、現代でも、その深刻さは全然損なわれていないと、ふっと思った。

「カラマーゾフ」話に戻ると、父殺しの話、亀山先生の「こだわり」は、面白そうなので、眼精疲労を気にしないですむ時に、忘れずに読もうと思った。ドライアイとの戦いが、この頃キツイ。

寒い!


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