懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

東バ「ラ・バヤデール」キャスト変更、、、

2011-04-06 14:57:06 | バレエ
13日からの公演、東京バレエ団「ラ・バヤデール」。
3月の一部公演中止に比べれば、公演ができる事自体まし?。

ソロル役の外国人ゲスト2名が、キャスト変更だそうで。

が~ん。(キャスト変更で、いちいちキャーとか言うのは、見苦しいんだけど。)
【レオニード・サラファーノフ降板。】
楽しみにしてた、サラファーノフと小出領子のバヤデールが・・あああ。

今回の話で降板以上に、私が心配してるのは、そのサラファーノフ。リハ中の膝の怪我が、降板理由。昨年見た限りでは、日本で見られる外国人ダンサーのうち、今一番充実した踊りが見せられそうな時期の人の一人だった。

マリインスキーから、ミハイロフスキーに移籍したことで、何かの影響でこうなったんじゃないか?、偶然じゃなくて必然的な事だったら、嫌だな、というのが、とっさの感想。
同じダンサーでも、環境が変われば、急速に衰えることすらあるのが、ダンサーだから。
私の杞憂であれば、と・・・。出来れば無理せず、ちゃんと直してから、出て欲しいけど。無理しそうで、こわい。ひざに故障抱えながら踊る人は多いみたいだから。

代役はなんとびっくり、ゼレンスキー。今何歳だっけ?
最近全然観てないから、その後どうなったのか、見当もつかない。
ゼレンスキーなら行きたい人も、いるかもしれないけど、自分は元キャストで選んでたから、複雑。暇ならもちろん、喜んで行くけど、無理して行く日程なので。小出さん目当ての私としては、迷う所。(忘れてたけどゼレンスキーこそ、昔、故障の話題が結構あった人だったっけ。)

【震災・原発問題とフォーゲル降板】
しょ~がないよね、ううう。日本が震災・原発問題で敬遠されるのは、さ。
ドイツは特にそういうお国柄だと、改めて知った。

初日のフォーゲル ⇒ マシュー・ゴールディングに。

「東日本大震災の影響によるドイツ政府の渡航自粛勧告を憂慮したシュツットガルト・バレエ団より許可が下りず、今回の来日を断念」だそうで。

私、ゴールディングさんって知りません。マカロワの推薦、26歳っていうから、結構良いダンサーさんなんじゃないでしょうかね。

自分的には一番心配なのは、サラファの怪我だけど。2番目の心配は、公演チケットどうしよう、ということ。そして。
フォーゲルの話を見て(フォーゲルが悪いんじゃないです、もちろん)でも、相手の立場に立って考えると、日本の放射能漏れ事故とかで、来ないダンサーさんは、来なくて良かった気も、半分する。逆に、ゼレンスキーさん、今の日本に来て、大丈夫かしら?なんて思ったりも。
風評被害とか、あるし。帰国したら、故国の人に、あなた、放射能ついてるんじゃないの?なんて言われそうで、・・。

ゼレンスキーは、今は名門バレエ団の人でもなく、ノヴォシの芸術監督で逞しいから、そんな事気にして生きてないかな。

来てくれる事に感謝すべきでも、本音は、うちの国も、もう少しまともになって、外国人ダンサーを安心して呼べる環境になっていかないと、来てくれる人に悪いかも、って思っちゃう。ハラハラ。
原発問題は、誰しも頭を抱える状況が続いていて、それ所ではない感じ。
天を仰いで、名残桜を見る。

今年の夏は過酷そうだ。道楽できるうちに道楽しておこう。

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