なにげにバレエ会場等で配られたり、どこかで目にする宣伝の写真というのも、たまに気になったりして。
来年冬のABT来日公演の「マノン」。
公演のチラシを見ていたら、見たいキャストが決められず、全キャスト見たくなってしまった。
行く気がなかったジュリー・ケント(いいダンサーだと思うけど、自分はこの人、今まで何公演か行ってるし、円熟期でどうかと思ったのと、前回のジュリエットが自分的に不発だったので。)、彼女のマノンの写真、ベットで脚を投げ出してるのがしどけなく、あれれ?、今までのケントに感じなかった退廃的で大人なエロスを、チラっと感じて・・。
⇒こういう所がきっかけで、つい見たくなったりする。デ・グリューはスターのボッレで、相手に不足なし、かな?。
円熟カップルなので、人には勧めないけど、自分的にはちょっと見たいかも。
4キャストのうち、ヴィシニョーワ・ゴメス組は、唯一2公演を任されてるので、今回の公演企画側としては、まずはこのペアが推奨ペアなのかしらん?と思うので、1キャストだけ見る気なら、このあたりが無難な選択か?とも思うんだけど。
でも、前の来日公演でのマクミランのドラマチックバレエ「ロミジュリ」公演で、自分的にはゴメスより、若手のスターンズの方が、確か恋の演技の印象が良かった気がするから・・・。という理由で、マチネ公演セミオノワ&スターンズ組も見たい気も半分。
難点は、セミオノワが、私生活上もしかしていい恋をしてこなかった(?)みたいで。
自分主観では、彼女の恋の表現がいまいち女らしい情趣に欠け、表面的に見える。
彼女の演技から透けて見える部分として、演技力以前に彼女の恋愛経験には、恋の芝居をする上で、不足を感じるな~~~~、と感じるばかりで。世界フェスでの、ゼレンスキーとのデュエットでは、何だかゼレが気の毒に見えた。
もっと若い頃は、可愛いかったので、勿体無いと思った。芸術家には育つ環境の問題もあるようで。いい恋していい女になって、っていうのは、芸術家によっては当たり前のようにこなしてきてる人もいるのだけど、バレリーナの才能はあっても、いい恋に恵まれるとは限らないから、その辺が難しい。
でも、セミオノワは生来のバレリーナとしての才を、ベルリンより教師のレベルは上であろうABTに移ってから、間違いなく伸ばしてるだろうと、その身体能力の高さ、長身プリマのスケールの大きい踊りは期待できるのかも?だし。
スターンズが、うまいことセミオノワを演技で乗せてくれるといいのだけど。
1回しか行かないつもりでいた公演、ケントの舞台写真で迷いはじめた。
一方、今年の光藍社の公演で、大きく広告出ているキエフ・バレエの下に、ひっそり小さく、モスクワクラシックバレエの来日公演の紹介記事があることを、今更思い出した。チラシの写真では若いプリマも出そうだけど、今ではベテランとなった、エカテリーナ・ベレジナの名があって、ふ~ん、でした。昔見た時は、まあまあ位のプリマだった。
(自分が今行くなら、若いプリマで行くけど)
ここの白鳥は、舞台衣装が独創的で、昔は一見の価値ありの目の保養衣装だった。
最近見てないからどうなったか分らないけど。
昔、このバレエ団が来日した際、マラーホフばかり人気が出てしまい、芸術監督さんが、お怒りだったように聞いた。そして、その後長く来日してなかったと思う。突然復活。
★一方のキエフ・バレエ来日公演、今回はもう、フィリピエワの相手がシドルスキーじゃないのが、ショック! 同じフィリピエワでも、シドルスキーと踊ってる時のほんわりした幸福感を、もう一回体感したかった。次回も見られるから、なんて全幕公演思ってパスすると、二度と見られないものなのね。やはり、プリマバレリーナは、誰に限らずベストパートナーと見るのが一番か、と思う。一方、若手と踊って、新たな境地を見せる円熟期のプリマもいるのだけど。
★TV出演について。ニーナ・アナニアシヴィリが、16日のはなまるマーケットに出るとか。
★サラファーノフだったと思うけど、TVのロシア語講座、18日だったかしら、出るとか、予定あったみたい。(どちらも私は出勤日で、見れるかわからないけど。)
ついでに日曜は、ローズS。ウリウリっていう馬が出る。