フィギュアスケート女子、ジュニアで、ロシアのトルソワの4回転ルッツのニュースで、ついつい、トルソワや、他の有力ロシア・ジュニアの選手群を見て。
トルソワは、目の上側に入れた強いアイラインのせいか、「少女は完成された悪魔である」という格言を思い出すほど、不思議な存在感で魅力に満ちているけれど。
一見、目を引くかな~、と思った、アリーナ・コストルナヤ・・・。
他の演目は良かったんだけど。
まだ若いんだし…、と言えばそうだけど。
「ロミオとジュリエット」の音楽らしき演目を動画で見てしまい・・・・。
彼女がやると、フィギュアスケーターが、「ロミオとジュリエット」をやっとるな、という以上でも以下でもない、いかに~も、フイギュアスケートの域を出ない演技なのだけれど。
何となく違和感を感じて、もう引退した、ユリア・リプニツカヤの「ロミオとジュリエット」の2014年GPFの演技を見返した。
他のフィギュアスケーターがやると、ミスキャスト感漂う、「・・ジュリエット」なのだけど。(あまり安易にやらないでほしいな、って思う。この演目は、似合わない人はやるべきじゃない。ジュリエットは、そんじょそこらの女の子じゃなく、特別なヒロインなのだから。フィギュアの欠点だけど、誰でも彼でもやれる役じゃない。)
コストルナヤとは、別の競技を見ているよう。
他の選手がジュリエットをやると、たんに、アスリートが「R&J」の音楽かけて、跳んで回ってるに過ぎないように見える。
リプニツカヤは、最初のポーズからして、非凡。
何か、彼女が込めた意味があるのだろう。
ジュリエットが、そこにいる!としか思えない。
偽物と本物の差、みたいなものを、どうしようもなく見せつけられてしまう。
音楽との一体感、格調高い悲劇性、
どちらかと言えば、客体になれる、映画女優的な資質を持っていた。
彼女が滑ると、どうして、この音楽がこうも心に響くのか。
類まれな、映画女優系の芸術性、その滑りで、音楽をより豊かに素晴らしく響かせる才能・・・。
ジャンプのミスで転んだとき、起き上がる時の痛々しい仕草さえ、フィギュアスケートの概念を超えて、無垢な少女の悲劇を感じさせてやまない、
フィギュアスケートの枠を超えた、素晴らしい才能。
フィギュアスケート界において、おそらく空前絶後の、スクリーンヒロイン的な才能を感じさせてやまなかった、
未完の大器、大成を待たずして、リンクを去った、在りし日のユリア・リプニツカヤ・・・。
こんな話で、コストルナヤのファンが怒りそうだが、
私的には、引退したリプニツカヤの特異な才能を、振り返る契機となった、ロシアジュニア女子の活躍報道なのだった。
引退しても、忘れられない艶姿。こういうのが、やはり演技を見る醍醐味なのだろうと思った。
トルソワは、目の上側に入れた強いアイラインのせいか、「少女は完成された悪魔である」という格言を思い出すほど、不思議な存在感で魅力に満ちているけれど。
一見、目を引くかな~、と思った、アリーナ・コストルナヤ・・・。
他の演目は良かったんだけど。
まだ若いんだし…、と言えばそうだけど。
「ロミオとジュリエット」の音楽らしき演目を動画で見てしまい・・・・。
彼女がやると、フィギュアスケーターが、「ロミオとジュリエット」をやっとるな、という以上でも以下でもない、いかに~も、フイギュアスケートの域を出ない演技なのだけれど。
何となく違和感を感じて、もう引退した、ユリア・リプニツカヤの「ロミオとジュリエット」の2014年GPFの演技を見返した。
他のフィギュアスケーターがやると、ミスキャスト感漂う、「・・ジュリエット」なのだけど。(あまり安易にやらないでほしいな、って思う。この演目は、似合わない人はやるべきじゃない。ジュリエットは、そんじょそこらの女の子じゃなく、特別なヒロインなのだから。フィギュアの欠点だけど、誰でも彼でもやれる役じゃない。)
コストルナヤとは、別の競技を見ているよう。
他の選手がジュリエットをやると、たんに、アスリートが「R&J」の音楽かけて、跳んで回ってるに過ぎないように見える。
リプニツカヤは、最初のポーズからして、非凡。
何か、彼女が込めた意味があるのだろう。
ジュリエットが、そこにいる!としか思えない。
偽物と本物の差、みたいなものを、どうしようもなく見せつけられてしまう。
音楽との一体感、格調高い悲劇性、
どちらかと言えば、客体になれる、映画女優的な資質を持っていた。
彼女が滑ると、どうして、この音楽がこうも心に響くのか。
類まれな、映画女優系の芸術性、その滑りで、音楽をより豊かに素晴らしく響かせる才能・・・。
ジャンプのミスで転んだとき、起き上がる時の痛々しい仕草さえ、フィギュアスケートの概念を超えて、無垢な少女の悲劇を感じさせてやまない、
フィギュアスケートの枠を超えた、素晴らしい才能。
フィギュアスケート界において、おそらく空前絶後の、スクリーンヒロイン的な才能を感じさせてやまなかった、
未完の大器、大成を待たずして、リンクを去った、在りし日のユリア・リプニツカヤ・・・。
こんな話で、コストルナヤのファンが怒りそうだが、
私的には、引退したリプニツカヤの特異な才能を、振り返る契機となった、ロシアジュニア女子の活躍報道なのだった。
引退しても、忘れられない艶姿。こういうのが、やはり演技を見る醍醐味なのだろうと思った。