与太話です。
フィギュア世界選手権で、男子FS、
2つのチャイコフスキー曲が出てきて。
先にチャイコ「ロミオとジュリエット」(プロコフィエフじゃなく、映画のでもなく)、
(これは、フィギュアではプルシェンコの前の時代に活躍した、イリヤ・クーリックが使ってた記憶しかない。
バレエ曲としては、「ロミオとジュリエット」では、この流麗なチャイコ曲でなく、もっと個性的なプロコフィエフ曲の方が成功していて、ついでに言えば、チャイコ曲「ロミジュリ」は、バレエでは、「ロミジュリ」ではなく、プロコフスキー版「アンナ・カレーニナ」で使われていた。
だから、フィギュアスケートで使われるのも悪くない、と思ったんだけど。
今回の東洋系の容姿のデニス・テン。・・・やっぱり、見かけが王道王子様系のクーリックに比べると・・・。
この曲でのロミオは、今の所、クーリックが一番似合ってるかな、と思いながら見た。
滑り込めば、そのうちもっと磨かれて、テンはテンで面白く見られるようになるかしら?
さらに、次にマックス・アーロンが、(映画「ブラックスワン」のつもりで出したらしいけど、)チャイコ「白鳥の湖」曲を使ったことで、・・。
今まで、チャイコ「ロミオとジュリエット」だって、悪くないって思ってたんだけど。
やっぱり、チャイコ曲では、「白鳥」>>>「ロミオとジュリエット」なんだな~、と見せつけられた感。
はじめて、チャイコのロミジュリが、そんなに出てこないことに納得した。
(選手の演技の巧拙と関係ないけど)
ついでにいえば、アーロンは、何を演じてたつもりかは知らないけど、白鳥の湖に出てくる、イマイチの日の王子役みたい、って思いながら見る自分って(アーロンのファンの人ゴメン)・・・。(その昔、バレエ公演行って「今日は当たりの日」「今日は外れの日」みたいのがあって。
美形王子のが好ましいんだけど。”とりあえず、今日の王子さまは、見かけ、ふつうの男の子よね”、というような日の「白鳥の湖」公演、しかもハッピーエンドの版、となると・・・。
ちょっと頼りないふつ~の男の子が、恋をして頑張って戦って、勝利を得る、まあ、オマケすればホホえましい(外れキャストの負け惜しみに耐えつつ)青年の成長物語に見れたりしたのだけど、「白鳥の湖」って。)
アーロンの跳んだり跳ねたりを見ながら、そんなようなものを夢想しておりやした。音楽が高級なので、なかなか盛り上がりにも高級めの華やぎが。つい、喜んでみてしまう自分に、
やっぱチャイコ「白鳥」は、自分は好きなんだろ~な~、と苦笑い。(「白鳥」は飽きたって言うバレエファンもいるけど、なんだかんだ言って、自分は飽きないんだな~。また新しい「白鳥」DVD買いたくなってるし。)
全然試合の結果と関係ないオマケ話ですが。
・ついでに、フィギュアスケート男子シングルで、「白鳥の湖」曲を使った人で見ると、自分主観で曲があってた順では、
羽生結弦(バイオリニスト女子のアレンジの曲だったけど)>>アレクセイ・ウルマノフ>マックス・アーロン
になるかなと。
ウルマノフは衣装の羽がちょっと多すぎたかな、で。
あの時の羽生結弦には、・・・こ、この人、何!?って思ったもん。
衣装制作センス、着こなしセンス、感覚的に、すっと「白鳥」ワールドに入れてしまう表現センス・・・。
あれは、「反則や~!」と思ったもんです。(遠い目)
ああいう、リリカルかつ幻想的な世界がやれて、かつ、阿部氏振付の方の、「ロミオとジュリエット」のドラマティックなのもやれてしまう。今の彼の技術力も凄すぎるけど、出てきたころの、色んな作品世界を見せてくれる個性も、めちゃ釘づけにさせられたっけ。
今回は、ボーヤン・ジンと二人で世界選手権を盛り上げてくれましたね。最後、彼ら二人が、勝ったフェルナンデスに
おどけて、「参りました~~~」みたいなポーズをしている箇所が、男子FSの愉快なオチですた。
(ボーヤンの4回転祭りは、やっぱ見ちゃう。・・・超絶技巧の競争には問題もあるのだろうけど。)
テンと羽生のニアミス(?)は、テン側の反論もあるんだそうで。あれだけど。
勝つ人たちの気持ちはきれいごとだけじゃないとしても、今日のボーヤンと羽生みたく、心では笑ってなくてもギラギラしてても、時に韜晦できる隙間位はあるといいのかな。
スポーツマンにとっては勝つことがすべて。
見る自分からすると、試合に負けた人の演技にも、色々楽しみどころはあるわけで。
曲をちゃんと使う人が、ほんとは好き。
素人は、勝手が言えますが。
・ついでに雑談すると、SPで、アメリカの選手がクィーンの曲使ったので。久方ぶりに聴くクィーン。やっぱ、いい曲、良い歌声だな~と聞きほれて、演技より曲に気が行った。やっぱロック系はロシア人よりアメリカ人、ってことで。
・今回の話じゃないけど、前回世選かどこかで、フランスの女子選手でプリンスの曲使ってた人のも、選曲、振付があってて、ああいう創意にははっとさせられる。
P.S.コフトゥンのFSがTVで映らなかった(順位が低すぎた)のが、羽生が負けた事より悔しい。
彼こそ、クラシックで見たいのに。(なんで現代物のSPの方の録画が残ったのか・・くっすん。)
・リプニツカヤがいないのが寂しい・・・って、言ってもせんないことながら。
・ペアとかアイスダンスは片隅に追いやられていて、残念。
・順位が何位だろうと、女子はラジオノワが一番見てて楽しかった。少女年齢での、ジュテームって繰り返しが堪らない。FSも直球ラブストーリーで、あの年齢の女性が愛を信じる方の話を演じるのって、見ていて楽しい。
フィギュア世界選手権で、男子FS、
2つのチャイコフスキー曲が出てきて。
先にチャイコ「ロミオとジュリエット」(プロコフィエフじゃなく、映画のでもなく)、
(これは、フィギュアではプルシェンコの前の時代に活躍した、イリヤ・クーリックが使ってた記憶しかない。
バレエ曲としては、「ロミオとジュリエット」では、この流麗なチャイコ曲でなく、もっと個性的なプロコフィエフ曲の方が成功していて、ついでに言えば、チャイコ曲「ロミジュリ」は、バレエでは、「ロミジュリ」ではなく、プロコフスキー版「アンナ・カレーニナ」で使われていた。
だから、フィギュアスケートで使われるのも悪くない、と思ったんだけど。
今回の東洋系の容姿のデニス・テン。・・・やっぱり、見かけが王道王子様系のクーリックに比べると・・・。
この曲でのロミオは、今の所、クーリックが一番似合ってるかな、と思いながら見た。
滑り込めば、そのうちもっと磨かれて、テンはテンで面白く見られるようになるかしら?
さらに、次にマックス・アーロンが、(映画「ブラックスワン」のつもりで出したらしいけど、)チャイコ「白鳥の湖」曲を使ったことで、・・。
今まで、チャイコ「ロミオとジュリエット」だって、悪くないって思ってたんだけど。
やっぱり、チャイコ曲では、「白鳥」>>>「ロミオとジュリエット」なんだな~、と見せつけられた感。
はじめて、チャイコのロミジュリが、そんなに出てこないことに納得した。
(選手の演技の巧拙と関係ないけど)
ついでにいえば、アーロンは、何を演じてたつもりかは知らないけど、白鳥の湖に出てくる、イマイチの日の王子役みたい、って思いながら見る自分って(アーロンのファンの人ゴメン)・・・。(その昔、バレエ公演行って「今日は当たりの日」「今日は外れの日」みたいのがあって。
美形王子のが好ましいんだけど。”とりあえず、今日の王子さまは、見かけ、ふつうの男の子よね”、というような日の「白鳥の湖」公演、しかもハッピーエンドの版、となると・・・。
ちょっと頼りないふつ~の男の子が、恋をして頑張って戦って、勝利を得る、まあ、オマケすればホホえましい(外れキャストの負け惜しみに耐えつつ)青年の成長物語に見れたりしたのだけど、「白鳥の湖」って。)
アーロンの跳んだり跳ねたりを見ながら、そんなようなものを夢想しておりやした。音楽が高級なので、なかなか盛り上がりにも高級めの華やぎが。つい、喜んでみてしまう自分に、
やっぱチャイコ「白鳥」は、自分は好きなんだろ~な~、と苦笑い。(「白鳥」は飽きたって言うバレエファンもいるけど、なんだかんだ言って、自分は飽きないんだな~。また新しい「白鳥」DVD買いたくなってるし。)
全然試合の結果と関係ないオマケ話ですが。
・ついでに、フィギュアスケート男子シングルで、「白鳥の湖」曲を使った人で見ると、自分主観で曲があってた順では、
羽生結弦(バイオリニスト女子のアレンジの曲だったけど)>>アレクセイ・ウルマノフ>マックス・アーロン
になるかなと。
ウルマノフは衣装の羽がちょっと多すぎたかな、で。
あの時の羽生結弦には、・・・こ、この人、何!?って思ったもん。
衣装制作センス、着こなしセンス、感覚的に、すっと「白鳥」ワールドに入れてしまう表現センス・・・。
あれは、「反則や~!」と思ったもんです。(遠い目)
ああいう、リリカルかつ幻想的な世界がやれて、かつ、阿部氏振付の方の、「ロミオとジュリエット」のドラマティックなのもやれてしまう。今の彼の技術力も凄すぎるけど、出てきたころの、色んな作品世界を見せてくれる個性も、めちゃ釘づけにさせられたっけ。
今回は、ボーヤン・ジンと二人で世界選手権を盛り上げてくれましたね。最後、彼ら二人が、勝ったフェルナンデスに
おどけて、「参りました~~~」みたいなポーズをしている箇所が、男子FSの愉快なオチですた。
(ボーヤンの4回転祭りは、やっぱ見ちゃう。・・・超絶技巧の競争には問題もあるのだろうけど。)
テンと羽生のニアミス(?)は、テン側の反論もあるんだそうで。あれだけど。
勝つ人たちの気持ちはきれいごとだけじゃないとしても、今日のボーヤンと羽生みたく、心では笑ってなくてもギラギラしてても、時に韜晦できる隙間位はあるといいのかな。
スポーツマンにとっては勝つことがすべて。
見る自分からすると、試合に負けた人の演技にも、色々楽しみどころはあるわけで。
曲をちゃんと使う人が、ほんとは好き。
素人は、勝手が言えますが。
・ついでに雑談すると、SPで、アメリカの選手がクィーンの曲使ったので。久方ぶりに聴くクィーン。やっぱ、いい曲、良い歌声だな~と聞きほれて、演技より曲に気が行った。やっぱロック系はロシア人よりアメリカ人、ってことで。
・今回の話じゃないけど、前回世選かどこかで、フランスの女子選手でプリンスの曲使ってた人のも、選曲、振付があってて、ああいう創意にははっとさせられる。
P.S.コフトゥンのFSがTVで映らなかった(順位が低すぎた)のが、羽生が負けた事より悔しい。
彼こそ、クラシックで見たいのに。(なんで現代物のSPの方の録画が残ったのか・・くっすん。)
・リプニツカヤがいないのが寂しい・・・って、言ってもせんないことながら。
・ペアとかアイスダンスは片隅に追いやられていて、残念。
・順位が何位だろうと、女子はラジオノワが一番見てて楽しかった。少女年齢での、ジュテームって繰り返しが堪らない。FSも直球ラブストーリーで、あの年齢の女性が愛を信じる方の話を演じるのって、見ていて楽しい。