時系列の認識変化
【1】4月、ミサイルが来るとか、逆にアメリカが何かするかも??等々、憶測で言われてた最初の頃は、単純に、トランプ大統領と北朝鮮のトップは、「なんとなく、似てる?かも」と思ってた。
【2】が、4月25日の北朝鮮の為政者の判断を見ると、メディア側とかの判断力よりは、あからさまにぜんぜん、うわて。
一枚も二枚も役者が違う。
難しそうに見えた局面を、うま~く、危機回避したように見えて、これは、事前にメディアに出てしゃべってたすべてのコメンテーターには太刀打ちできないレベルの、細かさのあるバランス感覚に見えた。
で、この時には、認識に修正かかって、「やっぱ、急に政治家になった成り上がりのトランプ大統領よりは、最初から時期後継者として育てられた人の違いかしらん??」なんても思ってた。
【3】したら、次にトランプが、今までの強硬発言とは異なって、北朝鮮のトップを褒める発言を。
分んないけど、トランプも、ざっくり言って、私が感じたのと同種の事を、感じてはいたんじゃないか、と。
泡沫候補と言われながら、短期間で色んな情報を咀嚼しのし上がった人間の、回転の速さは、ちょっと感じた。
【4】対して、ダメダメなのは、日本側。メディアも、官邸も。
ま、官邸はおくとして。(いつものことだし、日本は、核保有国でもなく、国際的には、一番メインの存在感でもないし)
メディアの中でも、TV報道に関しては・・・。私思うに、TVに出続けてると、感覚がおかしくなるのかも?とは思った。
森友学園問題等では、わりとましな発言するキャスターとかでさえも、朝鮮問題となると、脳内が思考停止状態とか、なっちゃう傾向を、強く感じた。
【前振りの結論】例えば、昔鬼畜米英、十数年前、中韓揶揄、といったような、日本の風潮があって、この所、(例のアメリカのシリア空爆問題は、果てしなく遠くなっちゃって)わりと「北朝鮮」の話が多いけど。(憶測も多い揶揄系主流)
もう少し現実的なことを考えた方がいいと思う。メディアの中でも、TV報道は、この所、意味のないことを、延々とやってる気がする。(しょせんは日本は脇役なのに、憶測での先の予測の話が多すぎる。大事なのは予測より結果の報道とか、先の予測なら、当たる予測。)
【やっと本題】
つまらん私事だが、少し前に海外ドラマにはまって、幾つか見た。(海外のが面白いというだけでなく、日本のTVドラマの今のがつまらない、というのもある。それなりの致し方ない事情があるのだと思われるが。蛇足ながら、逆に昔の日本のヒットドラマは、今見るとインパクト強くてちょっと驚く。)で、その中で、「武則天 THE ENPRESS」というのに、唐の二代目&三代目皇帝が、後継者を選ぶのに苦労する話が出てくる。その点は、史実も多少入ってるみたいで
そこはそれ、ドラマはフィクションだから、三代目の後の後継者の皇太子役の俳優は、史実上も、実母から「バカ息子」といわれた暗愚っぷりを、ユーモラスに演じて楽しませる。(史実は、アホ息子を持った皇帝と皇后がかわいそうなのだが、演技はあっぱれで、深刻な場面でも笑いを誘う。)
この中国古装ドラマの時代は、もしかして皇太子への帝王学とかが未発達とか、何かあるのかもしれないが。
親が超優秀でも、世襲で、二代目がいまいち、いまさん、ってのは、深刻ながら、実の所、ありがち、と思う。
・そんな中、例外的に、親が頭脳明晰、有能で、しかし、子もまともに育った例って、色々あるかもしれないが、近年の政治家では、田中角栄元首相と真紀子氏、なんてのは、かなり例外的で、親がビックな割には、子もそれなりに育ったケースなんではないかなとは思った。(順風満帆ではなく、角栄が疑獄で落ちた後は、人も離散し、厳しい局面で真紀子氏が父を支えたらしき話は、わりとこの種の二世の中では、ハードな経験に入ると思うし、それに耐え、乗り越えて子も政治家としてのし上がったあたりまでは。)(田中真紀子は、女性週刊誌に出てたお手伝いさんの告白譚なんか読むと、女性としては好きになれない人ではあるが、毀誉褒貶の親を支えて頑張れた点は。)
【やっと主旨】
唐突だが、今回の北のトップについては。
金王朝の2代目、金正日⇒金正恩への権力承継が、非常に上手くいった、(現時点では)例外的なケースだと思う。
たまたま、「武則天」を見た後だったので、それは痛切に感じた。
権力者が世襲で後継者を育てようとした場合、往々にして、上手くいかないことも多いと思うが。
金正恩の(現時点までの)成功は、半分は、いったいどうやったら後継者をうまく育てられるか、この国を潰させずにやっていけるか、金正日が巧妙に考え抜いた非凡な努力の結果なんだろうし、何でそこまでやったのかと言えば、やっぱり、国の厳しい現実が、権力者の目を鍛えさせた側面があるのだろうと、想像した。(別に、金正日を褒める主旨じゃないので、念の為。)(日本のメディアに違和感があるのは、物事を客観的に見るのは、大切だと思うから。)
そもそも、日本では、もう何十年も前に、そのうち北朝鮮は潰れるんじゃないかと思われてもいたと思う。私も、金正日の時代に、潰れるかと思ってた時期はある。(そう思った背景には、やはり当時のメディア報道を真に受けた、という要素があるので、情報の判断力も大事と思った。)でも、そうはならなかった。猜疑心の強い権力者が、いかに自身を守り、国を潰させなかったか。
そして、そのノウハウとか、一部は今の後継者に引き継がれてる、という事かなと思ってみてる。
そして、もう半分は、金正日の死後、予定通り後継となってから、今の金正恩が権力闘争とか、他国との駆け引きその他の闘いの中で、敗れなかった、という、事実はただそれだけだと思う。半分は先代の力と意思、そしてもう半分は今のトップの自己努力。
若くして後継者になったという事は、権力を巡る争いの渦の中にいたということ。傀儡にしようとしたり、暗殺とか、色々謀略はあったはずで、その中で生き残り続けた。相当したたかでなければ、出来る芸当ではないと考える方が、順当だと思うが。
【1】4月、ミサイルが来るとか、逆にアメリカが何かするかも??等々、憶測で言われてた最初の頃は、単純に、トランプ大統領と北朝鮮のトップは、「なんとなく、似てる?かも」と思ってた。
【2】が、4月25日の北朝鮮の為政者の判断を見ると、メディア側とかの判断力よりは、あからさまにぜんぜん、うわて。
一枚も二枚も役者が違う。
難しそうに見えた局面を、うま~く、危機回避したように見えて、これは、事前にメディアに出てしゃべってたすべてのコメンテーターには太刀打ちできないレベルの、細かさのあるバランス感覚に見えた。
で、この時には、認識に修正かかって、「やっぱ、急に政治家になった成り上がりのトランプ大統領よりは、最初から時期後継者として育てられた人の違いかしらん??」なんても思ってた。
【3】したら、次にトランプが、今までの強硬発言とは異なって、北朝鮮のトップを褒める発言を。
分んないけど、トランプも、ざっくり言って、私が感じたのと同種の事を、感じてはいたんじゃないか、と。
泡沫候補と言われながら、短期間で色んな情報を咀嚼しのし上がった人間の、回転の速さは、ちょっと感じた。
【4】対して、ダメダメなのは、日本側。メディアも、官邸も。
ま、官邸はおくとして。(いつものことだし、日本は、核保有国でもなく、国際的には、一番メインの存在感でもないし)
メディアの中でも、TV報道に関しては・・・。私思うに、TVに出続けてると、感覚がおかしくなるのかも?とは思った。
森友学園問題等では、わりとましな発言するキャスターとかでさえも、朝鮮問題となると、脳内が思考停止状態とか、なっちゃう傾向を、強く感じた。
【前振りの結論】例えば、昔鬼畜米英、十数年前、中韓揶揄、といったような、日本の風潮があって、この所、(例のアメリカのシリア空爆問題は、果てしなく遠くなっちゃって)わりと「北朝鮮」の話が多いけど。(憶測も多い揶揄系主流)
もう少し現実的なことを考えた方がいいと思う。メディアの中でも、TV報道は、この所、意味のないことを、延々とやってる気がする。(しょせんは日本は脇役なのに、憶測での先の予測の話が多すぎる。大事なのは予測より結果の報道とか、先の予測なら、当たる予測。)
【やっと本題】
つまらん私事だが、少し前に海外ドラマにはまって、幾つか見た。(海外のが面白いというだけでなく、日本のTVドラマの今のがつまらない、というのもある。それなりの致し方ない事情があるのだと思われるが。蛇足ながら、逆に昔の日本のヒットドラマは、今見るとインパクト強くてちょっと驚く。)で、その中で、「武則天 THE ENPRESS」というのに、唐の二代目&三代目皇帝が、後継者を選ぶのに苦労する話が出てくる。その点は、史実も多少入ってるみたいで
そこはそれ、ドラマはフィクションだから、三代目の後の後継者の皇太子役の俳優は、史実上も、実母から「バカ息子」といわれた暗愚っぷりを、ユーモラスに演じて楽しませる。(史実は、アホ息子を持った皇帝と皇后がかわいそうなのだが、演技はあっぱれで、深刻な場面でも笑いを誘う。)
この中国古装ドラマの時代は、もしかして皇太子への帝王学とかが未発達とか、何かあるのかもしれないが。
親が超優秀でも、世襲で、二代目がいまいち、いまさん、ってのは、深刻ながら、実の所、ありがち、と思う。
・そんな中、例外的に、親が頭脳明晰、有能で、しかし、子もまともに育った例って、色々あるかもしれないが、近年の政治家では、田中角栄元首相と真紀子氏、なんてのは、かなり例外的で、親がビックな割には、子もそれなりに育ったケースなんではないかなとは思った。(順風満帆ではなく、角栄が疑獄で落ちた後は、人も離散し、厳しい局面で真紀子氏が父を支えたらしき話は、わりとこの種の二世の中では、ハードな経験に入ると思うし、それに耐え、乗り越えて子も政治家としてのし上がったあたりまでは。)(田中真紀子は、女性週刊誌に出てたお手伝いさんの告白譚なんか読むと、女性としては好きになれない人ではあるが、毀誉褒貶の親を支えて頑張れた点は。)
【やっと主旨】
唐突だが、今回の北のトップについては。
金王朝の2代目、金正日⇒金正恩への権力承継が、非常に上手くいった、(現時点では)例外的なケースだと思う。
たまたま、「武則天」を見た後だったので、それは痛切に感じた。
権力者が世襲で後継者を育てようとした場合、往々にして、上手くいかないことも多いと思うが。
金正恩の(現時点までの)成功は、半分は、いったいどうやったら後継者をうまく育てられるか、この国を潰させずにやっていけるか、金正日が巧妙に考え抜いた非凡な努力の結果なんだろうし、何でそこまでやったのかと言えば、やっぱり、国の厳しい現実が、権力者の目を鍛えさせた側面があるのだろうと、想像した。(別に、金正日を褒める主旨じゃないので、念の為。)(日本のメディアに違和感があるのは、物事を客観的に見るのは、大切だと思うから。)
そもそも、日本では、もう何十年も前に、そのうち北朝鮮は潰れるんじゃないかと思われてもいたと思う。私も、金正日の時代に、潰れるかと思ってた時期はある。(そう思った背景には、やはり当時のメディア報道を真に受けた、という要素があるので、情報の判断力も大事と思った。)でも、そうはならなかった。猜疑心の強い権力者が、いかに自身を守り、国を潰させなかったか。
そして、そのノウハウとか、一部は今の後継者に引き継がれてる、という事かなと思ってみてる。
そして、もう半分は、金正日の死後、予定通り後継となってから、今の金正恩が権力闘争とか、他国との駆け引きその他の闘いの中で、敗れなかった、という、事実はただそれだけだと思う。半分は先代の力と意思、そしてもう半分は今のトップの自己努力。
若くして後継者になったという事は、権力を巡る争いの渦の中にいたということ。傀儡にしようとしたり、暗殺とか、色々謀略はあったはずで、その中で生き残り続けた。相当したたかでなければ、出来る芸当ではないと考える方が、順当だと思うが。