住職の独り言

~ご縁に触れて~

悪口

2012年10月02日 | Weblog

昔も今も、いちばん嫌なのは無責任な悪口。

告げ口・陰口・中傷と、

いろいろな言葉がかっぽして大手を振って歩き回る。

根も葉もない悪口だったり、

確かめもせず自分の思い込みで人に話しまくる。

人は面白そうに話に聞き入り、

伝言ゲームのように伝わっていく。

聞いた人は、

最初に聞いた情報を80%の人が正しいと思い込むという。

「話半分」という言葉もあるけど、

一応疑ってみたり、

人に言う前に確かめたいものだ。

 

 【仏説無量寿経】

 世間の人民、善を修せんと念はず、うたたあひ教令してともに衆悪をなす。

両舌・悪口・妄言・綺語、讒賊闘乱す。

善人を憎嫉し、賢明を敗壊して、傍らにして快喜す。

(意訳)

世間の人々は善い行いをしようとせず、

互いに次々と人をそそのかして、さまざまな悪を犯している。

二枚舌を使い、人の悪口をいい、嘘をつき、

言葉を飾りへつらって、

人を傷つけ争いを起こすのである。。

あるいは善人をねたみ賢いものをおとしめて、

自分は陰にまわって喜んでいる。

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