昔も今も、いちばん嫌なのは無責任な悪口。
告げ口・陰口・中傷と、
いろいろな言葉がかっぽして大手を振って歩き回る。
根も葉もない悪口だったり、
確かめもせず自分の思い込みで人に話しまくる。
人は面白そうに話に聞き入り、
伝言ゲームのように伝わっていく。
聞いた人は、
最初に聞いた情報を80%の人が正しいと思い込むという。
「話半分」という言葉もあるけど、
一応疑ってみたり、
人に言う前に確かめたいものだ。
【仏説無量寿経】
世間の人民、善を修せんと念はず、うたたあひ教令してともに衆悪をなす。
両舌・悪口・妄言・綺語、讒賊闘乱す。
善人を憎嫉し、賢明を敗壊して、傍らにして快喜す。
(意訳)
世間の人々は善い行いをしようとせず、
互いに次々と人をそそのかして、さまざまな悪を犯している。
二枚舌を使い、人の悪口をいい、嘘をつき、
言葉を飾りへつらって、
人を傷つけ争いを起こすのである。。
あるいは善人をねたみ賢いものをおとしめて、
自分は陰にまわって喜んでいる。