ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

藤山直樹・松木邦裕・細澤仁『精神分析を語る』2013・みすず書房-その2・ていねいで正直な精神分析の実践に学ぶ

2025年01月10日 | 精神分析に学ぶ

 たぶん2016年のブログです

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 藤山直樹さん、松木邦裕さん、細澤仁さんの鼎談、『精神分析を語る』(2013・みすず書房)を再読しました。

 ちょっと前に読んだつもりでしたが、本棚にあった本をよく見ると2013年11月の発行で、そういえば精神分析学会の書籍売り場で買ったんだっけ、と思い出しました。

 当時のブログもありますが、少し短い文章でしたので、今回はもう少し追加してみます。

 再読をしてみた印象は、やはりすごい!です。

 三人とも、それぞれの思いをかなり正直に話されているのが印象的で、初学者にもとても参考になります。

 精神分析の大家は、ご自分の失敗も含めて、臨床での思いや考えや感情をていねいに記されるのが特徴と思いますが、それがよき実践のためには大切なのだろうと思わされます。

 特に、藤山さんはふだんから飾りのない正直な発言が魅力的ですが(藤山さん、ごめんなさい)、この本でも藤山さんらしさが全開で、楽しいです。

 藤山さんにとって、『落語の国の精神分析』(2012・みすず書房)がとても大切な本だということもわかりました(この本についても前にブログがありますので、よかったら参考にしてください)。 

 圧巻は、細澤さんのケースを藤山さんと松木さんがコメントをするという贅沢な企画で、藤山さんと松木さんの読みの深さが際立ちます。

 同じ資料を読んで、大家は、ここに注目し、こう介入し、こう解釈をし、こう返すのか、こう明確化をするのか、ということがリアルタイムで示されます。

 こんな贅沢はなかなか体験できません。勉強になります。

 今年も精神分析学会が待ち遠しくなりました。        (2016?記)

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 2020年12月の追記です

 本棚を眺めていたら、読んで!読んで!という感じがしたので(?)、久しぶりに再読をしました。

 やはりすごい本です。

 専門書を読んで、こころから感動できることはそう多くはありませんが、この本はじーじにとって、そういう一冊です。

 今回も、藤山さんと松木さんの正直な語りに本当に感心させられました。

 また、お二人が精神分析に出合うお話なども感動ものです。

 さらに、やはり事例検討のお二人の理解もすごいです。

 じーじも以前よりは少しだけ理解できる箇所もあるように思いますが、やはり同じ資料でこれだけ深く理解できるお二人には尊敬しかありません。

 さらに勉強を深めたいと思います。         (2020. 12 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通う。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事する。

 1995年頃、調査官でも落ちこぼれ、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com  

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西域・渡辺一夫さん・ラテン語-じーじのじいじ日記・セレクト

2025年01月10日 | じいじ日記を書く

 2019年1月の日記です

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 暇なので本棚を眺めていると、井上靖・司馬遼太郎『西域をゆく』(1998・文春文庫)を発見。

 巨匠によるシルクロードについての対談で、楽しみ。 

 なんとなく、本棚で遺跡を発掘しているような気分になる。

 発掘(?)を続けていると、『ちくま日本文学全集・渡辺一夫』(1993・筑摩書房)を発見する。

 渡辺一夫さんは加藤周一さんや大江健三郎さんの先生。

 先日、あるかたのブログでも紹介をされていて、うれしい偶然に喜ぶ(またまたユングだ!)。

 渡辺さんは戦争中、特高の介入を避けるためにラテン語で日記をつけていたという。

 ラテン語!すごい人がいるなと思う。

 英語も満足にできないじーじには神さまのように思える。

 しかし、じーじもこれから勉強をして、たとえばサンスクリット語で日記を書いてみようかなと思ったりもする(?)。

 サンスクリット語といえば、先日、ご紹介した梅棹忠夫さんの『実戦・世界言語紀行』に、インドでは今も古語とされていたサンスクリット語を使っている人たちがいると書いてあって、びっくりした(1回目で気づかずに、再読でびっくりしているところが鈍才のじーじらしいところ)。

 世界は広いし、面白いし、すごいな、と改めて思うし、こういうところが読書の醍醐味。

 いい気分になってビールで乾杯し、晩酌に突入する。        (2019.1 記)

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 2022年11月の追記です

 またまたすみません。

 じーじの早とちりで、渡辺さんの日記は、ラテン語は引用部分だけを書いて、日記はフランス語でつけていたということ.

 特高の人はフランス語を読めなかったのかな?

 じーじも読めないけれど…。

 特高の人はフランス語を読めなかったのかな?

 じーじも読めないけれど…(じーじは大学時代に、第二外国語でなんと無謀にもフランス語を選択したのだが、さぼってばかりで、わかるのは、Ju te aime(I love you)、Bon jour(Good evening)、くらいだ(恥かしい!)。

 それにしてもすごい。うらやましいかぎりだ。         (2022.11 記)

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