ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングやメールカウンセリングなどをやっています

朱鞠内・津南・孫娘たちの住む町-じーじのじいじ日記・セレクト

2025年01月28日 | じいじ日記を書く

 2019年1月の日記です

     *

 ビールを呑みながらニュースを見てると、全国の積雪情報が出てきた。

 北海道の朱鞠内191センチ。

 そんなに雪が積もるところなんだな、と改めて思う(たしかに山の中だったけれど)。

 財布を落としたのが冬でなくて良かった(じーじは去年の夏、朱鞠内湖で財布を落としたのです)。

 冬だったら絶対に見つからないだろうな。

 それどころか、財布を探す人間も行方不明になりそうだ。

 新潟県津南町も200センチを超えた。

 例年雪が多いが、今年も多い。

 一方、孫娘たちが住む新潟県の真ん中あたりのとある町は80センチ。

 こちらは例年は100センチをゆうに超えるので、今年は少しだけ少なめ。

 毎朝、雪の中を30分以上歩いて通っている小2の上の孫娘もやれやれというところかもしれないが、油断はできない(負けずに頑張れ!)。

 もっとも、80センチというと、去年の新潟市の積雪量。

 新潟市では20年ぶりの大雪騒ぎで、除雪車が来るまではうちのタントくんも道路に出られなかった。

 今年も心配だが、20年に一度の大雪だから、次の時にはじーじは生きていないかもしれない。

 そんなことを考えながらビールを呑んでいたら、つい呑みすぎてしまった。

 油断大敵である。     (2019.1 記)

 

 

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日下紀子『不在の臨床-心理療法における孤独とかなしみ』2017・創元社-不在・かなしみ・待つこと

2025年01月28日 | 心理療法に学ぶ

 2017年のブログです

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 日下紀子さんの『不在の臨床-心理療法における孤独とかなしみ』(2017・創元社)を読みました。

 日下さんの本は初めて読ませていただきましたが、少し難しかったものの、テーマが興味深く、一所懸命に読ませてもらいました。

 メインテーマは、心理療法における不在について、ということだと思いますが、それに伴うクライエントの孤独とかなしみ、そして、「待てる」ようになることの意味、などではないかと思います。

 日下さんはこれらのテーマを、ケースをもとにていねいに説明されています。

 日下さんは、まず、現代社会は、「待つ」ことができにくい社会になっていることを指摘し、フロイトさんの、いないいないばあー、やウィニコットさんの、ひとりでいる能力、などを挙げて、「待てる」ことの大切さを説明します。

 さらに、心理療法における、喪の作業、に言及し、かなしみを味わうことの大切さを指摘されます。

 そして、葛藤を葛藤として抱え、持ちこたえることで、心理的に成熟することを説明されます。

 その際、セラピストがふらふらになりながらも、なんとか生き延びること、これが重要だ、と指摘されています。

 かなしみを味わうこと、葛藤を抱えて生きること、なんとか生き延びること、などは、じーじもこれまで、いろんな場面で大切なことだと感じてきましたし、ブログの中でも少しは触れてきていると思いましたが、日下さんの本を読んで、これらが一本の線で結ばれてきたような印象を持ちました。

 まだまだ読みが甘いと思いますし、自分のケースとの照合も不十分だと思いますが、これからも実践を深めて、さらにこれらのテーマを考えていきたいと思いました。        (2017 記)

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 2019年冬の追記です

 今ごろになって気づきましたが、よく考えると、「待つこと」も中井久夫さんがシェイクスピアさんに見出した「わからないことに耐えること」につながりそうです。

 臨床の世界は奥が深いです。       (2019.2 記)

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