たぶん2016年ころのブログです
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吉本ばななさんの『キッチン』(1991・福武文庫)をおそらく20数年ぶりに再読しました。
前に読んだのはたぶんじーじが30代後半の頃、いい小説なのに、なぜかその時以来で、2回目ではないかと思います。
この本もいつもおじゃましている精神科デイケアのメンバーさんにすすめられて再読となりました。
驚いたのは、読みかえしても全く記憶が残っていないこと(吉本さん、ごめんなさい)。
記憶力の悪さでは絶対の自信がある(?)じーじですが、ここまで完璧に内容を覚えていないのは少し不思議です。
おそらくは何か「意味」がありそうですが(ここが心理屋の悪いところですが…)、それが何なのかはまだわかりません。
不思議な小説ではあります。
死、孤独、不安、別れ、などなど。
あんまり覚えていたくない内容ではありますが、しかし、喪や諦めや再生などのテーマもあって、こんないい物語を忘れてしまうなんて、なんとひどい読者です。
30代後半のじーじ、何をしていたんでしょう?
小学生の長女と保育園の長男の子育てで余裕がなかったのかな?
それとも中年を前にして、自分の生き方で悩んでいたのでしょうか?
そのころの精神状態もあまり思い出せないということは、やはり何かあったのでしょうね。
今回、こんないい小説を再読したのですから、おいおいわかってくることもあるかもしれません。
メンバーさんのおかげで、貴重な体験ができました。
ていねいに生きていきたいな、と改めて思いました。 (2016?記)
私も、年齢のせいなのでしょうか、最近は体のあちこちにガタがきて・・・(涙)
体調が悪いと心の余裕が無くなり、周囲のものを思いやることを忘れてしまいます。
やはり、健康が一番。
気を付けなくてはなりませんね。
じーじ様も、どうぞ、ご自愛のほどを・・。
私などはボランティアの日以外はだいたいダラダラと横になって、ボーとしています。
半分寝たきりじーじ状態です。
それでも、外から鳥の鳴き声が聴こえたり、お日様の光が部屋に差し込んでこると、たまに散歩でもしようかと思うこともあります。
まあ、ここまできたら、のんびりいきたいですよね。
写真を見て、あんなこともあったな、と思い出すことも多いですね。
本当に貴重な時期なんでしょうね。