少し前の記事で、今年12月に出演予定のテアトロコロンのアンドレア・シェニエに関する、事実無根の噂に対するクーラの反論を紹介しました。 → (クーラのコメント編)
今回は、少しだけですがその後の情報をまとめました。
噂を否定する短いコメントをフェイスブックにアップしてから、数日後、クーラは上↑の画像をフェイスブックに投稿しました。
画像の男性はグルーチョ・マルクス(Groucho Marx 1890~1977)。アメリカの著名なコメディアン、マルクス兄弟の三男で、ウィットとユーモアあふれる言葉をたくさん残している方だそうです。添えられているのはグルーチョさんの言葉で、たぶん元は英語、クーラがスペイン語にしたのだと思います。
"Es mejor estar callado y parecer tonto que hablar y despejar las dudas definitivamente."
「沈黙し、愚かに見られる方が良い。話して疑いを明確にするよりも。」
不確かな和訳のため、ニュアンスが違うかもしれず、その点はご了解ください。
もしかすると、クーラに対して、さらなる説明やコメントを求める声があったのかもしれません。しかし、事実無根の噂に対しては、クーラ自身がきちんと否定したうえで、これ以上は取り合わないという態度を明らかにしたということだと思います。
またこの画像には、クーラの以下のようなコメントが添えられていました。
「私が短い声明よりも多くの説明を与えていない理由を不思議に思う人のために...。
世界は狂っている――憎しみ、戦争、悪徳、テロ、経済的、政治的不安定、今までないほどの腐敗・・等々。
私たちのエネルギーをそれに集中させよう!」
これらについてのフォロワーのコメントに、クーラ自身が書き込んだ言葉の一部も紹介したいと思います。
「私は兵士でも政治家でもない。私は芸術を創る。芸術とは平和と愛だ。」
これまでいっかんして、アーティストとしての社会的役割を自覚し、知的誠実さを、金銭的利益や社会的名声よりも大切にする姿勢を貫いてきたクーラ。今回も、喜びであるはずの祖国での公演を前に、背景はわかりませんが、悪意を感じられる噂が流されたことについても、毅然と対応しつつ、争いごとはやめてもっと広く社会に視野を向けよう、と諭すかのような、誠実で寛容な姿勢をつらぬいているところが、やはりクーラらしいと思います。
この問題は、以上で終わることを願っています。