オリコン モーニング娘。初の年間3作目首位 3作連続1位は11年半ぶり
(オリコンスタイル 2013年9月3日付け記事より)
アイドルグループ・モーニング娘。の54thシングル『わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団』(8月28日発売)が初週14.4万枚を売り上げ、9月9日付け週間ランキングで首位に初登場した。シングル首位獲得は3作連続通算14作目。年間シングル3作目の首位獲得は、1998年1月のメジャーデビューから15年で初となった。
今作は、5月に田中れいな(23歳)が卒業し、10人体制での第1弾シングル。『Help me!!』(1月発売、初週9.3万枚)、『ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない』(4月発売、初週9.4万枚)に続き3作連続で1位を獲得し、初週売上も前作から5万枚も伸ばした。
モーニング娘。は、2000年に『ハッピーサマーウェディング』『I WISH 』、2001年に『ザ☆ピ~ス!』『Mr.Moonlight 愛のビッグバンド』、2002年に『そうだ!We’re ALIVE 』『ここにいるぜぇ!』でそれぞれ年間2作の首位を獲得しているが、3作目の首位は初。全盛期にも成し得なかった記録を打ち立てた。
シングル3作連続首位は『ザ☆ピ~ス!』(2001年7月)、『Mr.Moonlight 』(同年10月)、『そうだ!We’re ALIVE 』(2002年2月)で記録して以来11年半ぶりで、2003年7月にデビューした現リーダー・道重さゆみ(24歳)をはじめ、現メンバーの全員にとって初体験。先月末の新曲発売記念イベントで道重が「たくさんのアイドルグループが勢いづいているなか、私たちも『倍返し』で巻き返しできるように頑張ります。」と意気込んだとおり、目覚ましい巻き返しを見せている。
シングルTOP10入りは54作目。自身の持つ男女歌手グループ、ソロ歌手を通じて歴代1位の記録「通算シングル TOP10獲得作品数」を更新した。
……やっと、時代の歯車がまっとうな方向にまわり始めるようになったか。長かった……じつに長い夜であった。
いやいや、モーニング娘。はいつだってピーカン天気のナンバーワンでありました。ただ、世の家々のカーテンが閉じられていたというだけのことだったのでありましょうか。
せいぜい TVの画面の中という狭い範囲しか明るく照らすことのできない、いやそれさえ満足にできずに見苦しいボロを出してばかりの二流、三流が群れをなして人の目を盗む時間は終わりました。当然のごとく、世間のみなさまが飽きてきたのです。こんなによろこばしいことはないよ、うん。
いや~もう、こうやってオリコンの首位獲得くらいでいちいち記事にする必要もなくなってきちゃったね! もういいんじゃないっすかね、「そりゃあモーニング娘。なんだから当ったり前でしょ!」で。
もう、いろいろと懐かしいですね。
個人的に大好きな『ワクテカ Take a chance 』が首位になれなかったことに憤り牛乳をあおるように呑んだあの夜。『Help me!!』が3年ぶりに首位を獲得した数日後、仕事の帰り道で「無添くら寿司」の看板を見つけ、思わず涙しながら「やったよ……むてん娘。!!」とつぶやいたあの夜。「なんでドリームモーニング娘。にいいとこ持ってかれるんだよ!! 身内に敵つくってどうすんだバカー!!」という怒りに身を震わせて甘酒の缶をにぎりしめたあの夜……すべての想いが今、雲ひとつない蒼天の中で燦然と輝く太陽の光によってむくわれてゆく。
うん、そりゃあ確かに、首位といっても1週間で10~15万枚前後であります。まだまだ、数字上はもっと大きなシングル売上を記録して、日本武道館よりももっと大きな会場を埋めてコンサートをしているアイドルグループはわんさかいますよ。今のところは! 今のところはね。
だが、しかし!! 私は、不肖ながらも何度か日本武道館コンサートに参加して2010年代のモーニング娘。の勢いとクオリティをちょっとばかし体感してきたわたくしめは! 己の身体で現に体感してきたこの事実を声を大にして叫びたい!!
モーニング娘。の「ファン層の未来性」は、どのグループにも絶対に負けない!! 若いきれいな女性がびっくりするほど多い!!
古参のファンのみなさんもしっかりいた上での話なんですが、なんか同性のファンの新規取り込みぐあいがものすごいんですよ、今のモーニング娘。は。新しい空気の入れ替えが、とってもうまくまわっているんですよね。
ちょっと話は広がりますが、やっぱりアイドルグループに限ったものでなく、「集団の継続」っていうのは「何を残しつつ何を捨て、何を吸収するのか」ってことが本当に肝心だと思うんです。別に拡大する必要はないにしても、集団を構成する人間はどんどん歳をとっていくわけなんですから、自然に消えてなくなる成分を埋める何かを摂取しなければいかんわけですよね、続けるのならば。
んで、それはやっぱりアイドルのファン層もそうじゃなきゃいけないと思うんです。もちろん「一生推し!」と闘い続ける層がいらっしゃるとしても、その層だけで日本の芸能界のトップを獲る人気を保ち続けられるアーティストなんていません(そんなの怪しい新興宗教です)。必ず「飽きたらちゃっちゃと乗り換えるいちげんさん」という浮動層に対しても常に門戸を開け放つフランクさが必要なわけで、その点、モーニング娘。はとにっかく未来が明るいんです!
すべては、現リーダーの努力のたまものによるところが大きいでしょう。枕を向けて寝られないよねぇ。どこで寝てるかはわかんないんだけど。っていうか、夜にちゃんと寝てるかどうかもわかんない無私な働きっぷりに、ひたすら頭が下がります。
道重リーダーのグループ在籍期間も、はや「10年7ヶ月」ですか。前リーダー・新垣里沙さんのグループ最長記録にとどくのも、もうあと少しですねぇ。
なにはなくとも「さゆルビー期」、「さゆルビー期」!! 誰も言っていなくても、私は「さゆルビー期」をたたえ、ひたすら一般ファンとしてついていきますよぉォオ~ぃい!!
(オリコンスタイル 2013年9月3日付け記事より)
アイドルグループ・モーニング娘。の54thシングル『わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団』(8月28日発売)が初週14.4万枚を売り上げ、9月9日付け週間ランキングで首位に初登場した。シングル首位獲得は3作連続通算14作目。年間シングル3作目の首位獲得は、1998年1月のメジャーデビューから15年で初となった。
今作は、5月に田中れいな(23歳)が卒業し、10人体制での第1弾シングル。『Help me!!』(1月発売、初週9.3万枚)、『ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない』(4月発売、初週9.4万枚)に続き3作連続で1位を獲得し、初週売上も前作から5万枚も伸ばした。
モーニング娘。は、2000年に『ハッピーサマーウェディング』『I WISH 』、2001年に『ザ☆ピ~ス!』『Mr.Moonlight 愛のビッグバンド』、2002年に『そうだ!We’re ALIVE 』『ここにいるぜぇ!』でそれぞれ年間2作の首位を獲得しているが、3作目の首位は初。全盛期にも成し得なかった記録を打ち立てた。
シングル3作連続首位は『ザ☆ピ~ス!』(2001年7月)、『Mr.Moonlight 』(同年10月)、『そうだ!We’re ALIVE 』(2002年2月)で記録して以来11年半ぶりで、2003年7月にデビューした現リーダー・道重さゆみ(24歳)をはじめ、現メンバーの全員にとって初体験。先月末の新曲発売記念イベントで道重が「たくさんのアイドルグループが勢いづいているなか、私たちも『倍返し』で巻き返しできるように頑張ります。」と意気込んだとおり、目覚ましい巻き返しを見せている。
シングルTOP10入りは54作目。自身の持つ男女歌手グループ、ソロ歌手を通じて歴代1位の記録「通算シングル TOP10獲得作品数」を更新した。
……やっと、時代の歯車がまっとうな方向にまわり始めるようになったか。長かった……じつに長い夜であった。
いやいや、モーニング娘。はいつだってピーカン天気のナンバーワンでありました。ただ、世の家々のカーテンが閉じられていたというだけのことだったのでありましょうか。
せいぜい TVの画面の中という狭い範囲しか明るく照らすことのできない、いやそれさえ満足にできずに見苦しいボロを出してばかりの二流、三流が群れをなして人の目を盗む時間は終わりました。当然のごとく、世間のみなさまが飽きてきたのです。こんなによろこばしいことはないよ、うん。
いや~もう、こうやってオリコンの首位獲得くらいでいちいち記事にする必要もなくなってきちゃったね! もういいんじゃないっすかね、「そりゃあモーニング娘。なんだから当ったり前でしょ!」で。
もう、いろいろと懐かしいですね。
個人的に大好きな『ワクテカ Take a chance 』が首位になれなかったことに憤り牛乳をあおるように呑んだあの夜。『Help me!!』が3年ぶりに首位を獲得した数日後、仕事の帰り道で「無添くら寿司」の看板を見つけ、思わず涙しながら「やったよ……むてん娘。!!」とつぶやいたあの夜。「なんでドリームモーニング娘。にいいとこ持ってかれるんだよ!! 身内に敵つくってどうすんだバカー!!」という怒りに身を震わせて甘酒の缶をにぎりしめたあの夜……すべての想いが今、雲ひとつない蒼天の中で燦然と輝く太陽の光によってむくわれてゆく。
うん、そりゃあ確かに、首位といっても1週間で10~15万枚前後であります。まだまだ、数字上はもっと大きなシングル売上を記録して、日本武道館よりももっと大きな会場を埋めてコンサートをしているアイドルグループはわんさかいますよ。今のところは! 今のところはね。
だが、しかし!! 私は、不肖ながらも何度か日本武道館コンサートに参加して2010年代のモーニング娘。の勢いとクオリティをちょっとばかし体感してきたわたくしめは! 己の身体で現に体感してきたこの事実を声を大にして叫びたい!!
モーニング娘。の「ファン層の未来性」は、どのグループにも絶対に負けない!! 若いきれいな女性がびっくりするほど多い!!
古参のファンのみなさんもしっかりいた上での話なんですが、なんか同性のファンの新規取り込みぐあいがものすごいんですよ、今のモーニング娘。は。新しい空気の入れ替えが、とってもうまくまわっているんですよね。
ちょっと話は広がりますが、やっぱりアイドルグループに限ったものでなく、「集団の継続」っていうのは「何を残しつつ何を捨て、何を吸収するのか」ってことが本当に肝心だと思うんです。別に拡大する必要はないにしても、集団を構成する人間はどんどん歳をとっていくわけなんですから、自然に消えてなくなる成分を埋める何かを摂取しなければいかんわけですよね、続けるのならば。
んで、それはやっぱりアイドルのファン層もそうじゃなきゃいけないと思うんです。もちろん「一生推し!」と闘い続ける層がいらっしゃるとしても、その層だけで日本の芸能界のトップを獲る人気を保ち続けられるアーティストなんていません(そんなの怪しい新興宗教です)。必ず「飽きたらちゃっちゃと乗り換えるいちげんさん」という浮動層に対しても常に門戸を開け放つフランクさが必要なわけで、その点、モーニング娘。はとにっかく未来が明るいんです!
すべては、現リーダーの努力のたまものによるところが大きいでしょう。枕を向けて寝られないよねぇ。どこで寝てるかはわかんないんだけど。っていうか、夜にちゃんと寝てるかどうかもわかんない無私な働きっぷりに、ひたすら頭が下がります。
道重リーダーのグループ在籍期間も、はや「10年7ヶ月」ですか。前リーダー・新垣里沙さんのグループ最長記録にとどくのも、もうあと少しですねぇ。
なにはなくとも「さゆルビー期」、「さゆルビー期」!! 誰も言っていなくても、私は「さゆルビー期」をたたえ、ひたすら一般ファンとしてついていきますよぉォオ~ぃい!!