私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

「日浦のミッチャン 今日もいい釣志」②:実におもろい本でしたわ!

2018-02-03 07:38:55 | 書籍紹介
2018年2月3日(土)

「日浦のミッチャン 今日もいい釣志」
( 日浦道雄著 日本たばこ産業株式会社発行印刷 平成3年刊 ハードカバー 187ページ)
を昨夜読み終えた。

無茶苦茶おもしろい。
60年ほど前の広島県の海を舞台に
釣りとガサに明け暮れる子どもなのか漁師なのか。
その姿が実に生き生きと軽妙に描かれているのである。
軽い文体が現場の臨場感を一層膨らませる。
方言もポンポンと、地元ならでは(すでに失われた)の釣りが次々から次へ。

内容も濃い。
例えば、
ゴカイの育成場をつくって年中釣りエサに困らないようにしたり、
フナムシやなんやらいろんなエサを試したり、
ギサミ(キュウセン)を掘ったり、
カブセ釣りをマスターしていったりと、
今ではとても考えられない盛り沢山の工夫が丁寧に描かれている。

まあ、広島県版釣りキチ三平なのである。

最近読んだ本でいえば
「怪魚大全」( 小塚 拓矢著 扶桑社 )に似ている気がしたなあ。

ええ本読ませてもらいましたわ。
これが108円。
ブックオフさんに心から感謝やね。