2024年3月6日(水)
ノミゾウヒメコバチ Entedon nomizonis かな?
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20240113 3mm弱
スギの樹皮下で越冬していた小さなハチを散策中に見つけた。
全身緑色の金属光沢の美しいハチだ。
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最初、「出会うと幸運を呼ぶ」とされる大人気のミドリセイボウか?と思い
あまりに小さすぎるよな?といぶかしげ
調べるのが大変で・・・
何せ、ハチかアブかハエか、その区別さえ不安など素人なんだから。
実は、昨年末にも出会ってて・・・
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そのときは、記録だけ撮ってほったらかしていた。
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20231230
意を決して調べてみて、ヒメコバチの仲間 Entedon sp. であることは確からしい。
で、この場では敢えてノミゾウヒメコバチにしたのは
ノミゾウヒメコバチは、3mmほどの小さなアカアシノミゾウムシを宿主としてるそうだ。
アカアシノミゾウムシ Orchestes sanguinipes
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20231223
それなら、ケヤキの樹皮下で越冬してるのをすでに見つけてて
ペトリ皿にいれて撮影してみたりもした。
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そして、この小さなゾウムシは「ケヤキの害虫」としてSNS上でやっかい者にされ、防虫対策されたりしてる。
でもなあ
ケヤキの葉を食べる小さなゾウムシがいて
そのゾウムシに寄生して子孫を残す小さなハチがいて
その結果、ケヤキの葉はほどほどに保たれる
という目に見えぬほどの小さな小さな生命の循環はそれはそれで美しいんじゃないかなあ。
Small is beautiful.
ドイツの経済学者であるE.F.シューマッハの書いた本のタイトルだ。
大量生産・消費・廃棄、物流・電気などのエネルギー大移動・・・
豊かな生活を支えるために今必要とされてる経済の感覚なんだろうけど・・・
それによって「誰もがほぼ豊かであった日本」ってのは長い歴史の中で100年間もないんじゃないかなあ?
だから、地産地消とか、大都市化から地方への分散とか、そんな小さな経済に目を向ける時代になってきてるのかもしれない。
ケヤキとノミゾウムシとヒメコバチたちのように・・・
生態学は経済学でもある。
ノミゾウヒメコバチ Entedon nomizonis かな?
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20240113 3mm弱
スギの樹皮下で越冬していた小さなハチを散策中に見つけた。
全身緑色の金属光沢の美しいハチだ。
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最初、「出会うと幸運を呼ぶ」とされる大人気のミドリセイボウか?と思い
あまりに小さすぎるよな?といぶかしげ
調べるのが大変で・・・
何せ、ハチかアブかハエか、その区別さえ不安など素人なんだから。
実は、昨年末にも出会ってて・・・
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そのときは、記録だけ撮ってほったらかしていた。
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20231230
意を決して調べてみて、ヒメコバチの仲間 Entedon sp. であることは確からしい。
で、この場では敢えてノミゾウヒメコバチにしたのは
ノミゾウヒメコバチは、3mmほどの小さなアカアシノミゾウムシを宿主としてるそうだ。
アカアシノミゾウムシ Orchestes sanguinipes
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20231223
それなら、ケヤキの樹皮下で越冬してるのをすでに見つけてて
ペトリ皿にいれて撮影してみたりもした。
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そして、この小さなゾウムシは「ケヤキの害虫」としてSNS上でやっかい者にされ、防虫対策されたりしてる。
でもなあ
ケヤキの葉を食べる小さなゾウムシがいて
そのゾウムシに寄生して子孫を残す小さなハチがいて
その結果、ケヤキの葉はほどほどに保たれる
という目に見えぬほどの小さな小さな生命の循環はそれはそれで美しいんじゃないかなあ。
Small is beautiful.
ドイツの経済学者であるE.F.シューマッハの書いた本のタイトルだ。
大量生産・消費・廃棄、物流・電気などのエネルギー大移動・・・
豊かな生活を支えるために今必要とされてる経済の感覚なんだろうけど・・・
それによって「誰もがほぼ豊かであった日本」ってのは長い歴史の中で100年間もないんじゃないかなあ?
だから、地産地消とか、大都市化から地方への分散とか、そんな小さな経済に目を向ける時代になってきてるのかもしれない。
ケヤキとノミゾウムシとヒメコバチたちのように・・・
生態学は経済学でもある。