私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

シロウオの遡上と産卵を見に行くの巻

2017-04-14 20:31:09 | 通し回遊魚
 2017年4月13日 木曜日

「シロウオがたくさん遡上しとるとこ見つけたよ。」 日曜の夜に友からの電話。
「あっ、そうか! 働きだしたんや! 行けんわなあ・・・・・・ウジョウジョおるのに。」
なんちゅう電話やっ! 腹立つわあ!(本気ぢゃないよ)
このところ何かと忙しく川へも海へも行けてないウップンがたまっとるのだ。 
こうなったら意地でも行ったるわい!

まず、今週は定時を過ぎても少し長めに仕事しておいた。
次に、相棒に職場のすぐ近くに車でスタンバイしてもらい、
定時のチャイムとともに飛び出したのである。
ワハハハハ・・・・・・まるで釣りバカ日誌の浜ちゃんである。

車で背広を脱ぎ、ネクタイをはずし・・・・・・、日が暮れると写真が撮れない。

たどり着いた場所はココ。(シロウオの産卵場所は避けているのであしからず)

二人の影が怪しくのびてるが、最近の河原は人っ子一人いないので気楽なもんである。

急いで胴長をはきタモ網とバケツを手に川へ。
すぐにやせ細ったシロウオ3尾とガタイのいいのを2尾を採集。

さすがに友の情報は正確だ。

ついでに箸より細いウナギの幼魚とシマヨシノボリ・ヌマチチブを採ったところで撮影タイム。
まずは、とっておきの新品観察ケースである。
「ありゃまあ! ウロチョロウロチョロとホンマ撮れんがいな!」


次に黒バケツのまま上から

透き通っているためかピントを合わせくれない。

「ええい! 地面の上にじかに置くわ!」

四苦八苦である。

結局、いつもの傷だらけの観察ケースに入れて、ガタイのいいヤツをパチリ。


「おおっ! 抱卵しとるメスやないかいな!」
「ということはやせ細っとんは産卵を終えたメスじゃなあ!」

シロウオの寿命は1年。
遡上し、転石の下に産卵後メスは天に召され、オスはふ化するまで守った後メスのあとを追う。
ハゼの仲間である。
アユの仲間に近いシラウオとは魚類という以外縁もゆかりもない。

それにしてもシロウオの撮影はムズカシイ。

それに比べれば、この日記録したウナギの幼魚は実に絶好調な姿を撮らせてくれた。

まさに「ウナギのぼり」なのである。

「やっぱ川や海はええね。スカッとするわ。」 ニコニコ様子を見てただけの相棒のやさしい言葉。
「なっ! ほうじゃろ?」 幼稚園児のような満面の笑顔の私。

 

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