私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

あらためてニシキハゼ(釣査257種目)

2020-09-29 18:03:12 | 海水魚
2020年9月29日(火)

あらためてニシキハゼである。


昨日のこと、こんな波止の足元で


180cmリール竿でワカサギ7本針仕掛けにエビやゴカイをチマチマつけ
広島西支部長である兄貴が釣った。


とはいえ、現場で確認した他者がいないことにはルール上正式に新たに釣った種類として簡単に増やすことはできんな。

『タナゴ竿・仕掛けに準じて釣る』というドン・キホーテの剣みたいな釣りは極めて厳しいルールで・・・・・・


「お前がおったやないかいっ!」

ワハハハハ・・・そうそう、私がいたのをすっかり忘れとった!
昨日、所用ついでに兄貴と釣りをして、帰った後書くのがめんどくさかったんである。

だって、あまりに「ひょい!」って釣るんだもん!
悔しいではないか!


口だけをもって、傷めぬように針をはずし、黒バケツに入れ、落ち着かせる。

が、撮影ケースに移すとあばれるあばれる。


何度も何度も飛び出すうちに、魚体が黒ずんでくる。


その度ごとに黒バケツへと戻すのだが・・・


何度ケースをきれいにふいても、塩水の跡が残ってしまう。
きれいに撮影してやりたいんだけどなあ。

それにしても、この水深の浅さで釣るかね~?

何せ、10代の頃一度キスねらいの投げ釣りで1匹釣って以来、半世紀ぶりのご対面なのだ。

「この体色変化や顔つき・体表面・・・チャガラ一派に似とるな」
ビンゴだった!

同じキヌバリ属の仲間だった。
日本近海に4種いて、いずれも広く分布してるのだが

やや南方よりのチャガラ

「最初に釣ったんは私じゃけえね」と、かみさんがうるさいうるさい。

同じく南方よりのキヌバリ


そして、これら2種よりも深場に生息するのが今回のニシキハゼ


兄貴によるスマホ撮影、尻ビレをきれいに広げてるね。

もう1種がリュウグウハゼなのだが、釣ったことも見たこともない。
ほぼ日本全国にいるはずなのだが、ネット上にアップされてる釣り情報はほぼ関東以北。
少し北方よりなのかもしれない。
四国で釣ったという画像もトラギスとの勘違いみたいだし。

一応、食べておいしい魚だそうだが・・・基本、元気な魚はそっと逃がすことにしてるからね。

話を戻そう。

釣り人たちが通りかかる。
「あ、きれいなギザミ(キュウセンの方言)ですね!」
「いえ、こいつニシキハゼというハゼの仲間なんです」
「へえ~っ!初めてみた~っ!きれいやね~っ!」

この波止で声かけられた常連さんたち、全員釣ったことのない魚とのこと、よかったね兄貴!

会話が進むうちに
「お兄さんが釣り担当で、おじさんは撮影記録係なんですか?」などと・・・

ちゃうわいっ!

兄貴と来るとこれだから困る。

前も、「しっかり見といて!」って言って準備してた間に、ターゲットのサビハゼを勝手に釣り


エサをつける準備してる間に、クツワハゼを釣り


今回は、ワカサギ仕掛けを落として上げるまでの数秒間、神業の一部始終を見届けさせてもらったよ!

ちっくしょ~っ!

あ、いかん! カープが始まる。
打倒菅野ぢゃっ!

この日釣れた他の魚たちは、また明日!


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