私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

コグラクハゼは楽園なの・天国なの?  「お魚日帰り旅」②        釣査18種目

2016-11-16 08:21:44 | 通し回遊魚
2016年11月13日

 さて、この日はゴクラクハゼも釣ったのである。


 水深も浅く、澄んでいて、ウロウロする魚たちの姿もよく見える。
ゴクラクハゼも結構いるぞ。
と、仕掛けを入れると、コウライモロコやアブラボテたちが
「どけ! どけ! わしの食いもんじゃあ!」と駆け寄ってくる。

 釣り上げるのに苦労したわ、ホンマ!

 で、こんな感じのオスが釣れた。

 
 私が釣った個体もだが、記録撮影の時なかなかヒレを広げてくれないのだ。
過去に撮ったたっくさんの写真を検索しても、全然ダメ!
 そこで、撮影のうまい友の写真を借りて紹介することにする。

 で、次の写真がメス。下のメスは抱卵中。




 第二背ビレの色と形が違うから、分かるよね?
ん? 分からんだと?
オスは黄色の線が入っていて平行四辺形の形、メスは地味なままの色で扇のような形。

 ヨシノボリ類の中でも、一番分布が広いのではないかなあ。
韓国でも、中国でも採集した思い出がある。中国では、バンバン釣れたし。台湾の図鑑にも載ってるし。
東アジア全体に生息しているみたい。
瀬戸内海の小さな島々でも、幼魚はたくさん見つけることができたし・・・・・・
まるで、同じメニューと味で展開している牛丼屋みたいなもんである。
比べると他のヨシノボリ類たちは、
それぞれの地域で少しずつ違うメニューと味でローカル色を展開する「カップ麺」みたいなもんである。
 
 なんで、このゴクラクハゼだけローカルな遺伝的進化をしなかったのだろうか?
不思議だなあ。
 
 ということで、中国の某地域で採ったゴクラクハゼは、次のような感じ。


 ね! 一緒でしょ!
 
 ところが、別の某地域ではこんなのも採れたりした。

 なんか違うよなあ。同じゴクラクハゼとは到底思えないよなあ。
解る方、是非ご連絡ください。
「ゴクラク」という名の由来もなんぼ調べても分からん。

 最後に、この広大な分布をもつゴクラクハゼでさえ、国内では地域によって絶滅危惧種に指定されていたりする。
本当に、極楽なの? パラダイスなの? 天国なの?


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