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俳句生活『よ句もわる句も』 兼題【風鈴】:8月の俳句結果②

2021-09-02 17:49:47 | 俳句
2021年9月2日(木)

カタログハウス「通販生活」に月1回の『よ句もわる句も』という無料の俳句投稿コーナーがある。
月1回、俳人夏井いつきさんが『天』『地』『人』『佳作』と没句に選句してくれる。

今年度に入って『佳作』が2回、『人』1回。
昨年度『人』を逃したのは1回きりだったから、そろそろの化けの皮がはがれてきたな。

ま、いいのだ。
俳人になるつもりなんぞ毛頭ないし、私らしく俳句を楽しめればいいのだ。

今回の兼題は【風鈴】

投句は最大3句までとなってて、今回我が家に風鈴なんぞないから困っちゃって・・・
とりあえず投句したのが、これ

風鈴や空から梳ける空の音
ふうりんやそらからすけるそらのおと

※ 風鈴の代わりに、昨年撮影したふ化直前のコウイカの赤ちゃんで許しちゃってくれい!

なんとっ! この句が『人』に入選!

「『梳ける』がいいね!」と弟からのライン。
「ありがとー」と答えつつ・・・
実はこの句、風呂でつくったおふざけ句だということは誰も知らない。

髪を洗っていたのだ。
この年になると髪の毛がよく抜けて、洗髪ブラシに絡みつくからね。
前髪前線も急北上中だもん。
年とってブラシに梳ける髪の数
なんて、笑ってたのよ。

と、「ひょっとしたら音も縦(疎密)波だったよな?」なんてなことが浮かんで

「櫛(ブラシ)も音も均一なバーコードみたいなもんや」と
『櫛から梳ける』を『空から梳ける』に変えてみちゃろ~!
『髪』を『音』に変えてみちゃろ~!

裏話はそういうこと、この俳句一気にイメージダウンでしょ?
(弟よ、そういう訳だ! 黙っててすまん!)

なので、この句はメモもせぬままノーマーク。


失礼だからと、真面目に考え、〆切り前にもう一句送ったんだよね。
風鈴を腰に遠野を旅してみるか


5・7・7と字余りだけど、「旅するか」より「旅してみるか」の方が膨らみや余韻がある気がして・・・
もちろん風鈴は昔懐かし「鉄風鈴」、クマ避け鈴なんてそん時しか使わん高価な物は要らんし・・・

この句がお気に入りだったんで、この句用の風景は撮っといたんだけどな。
こっちが没句になっちゃった。

いずれにしても、結果発表を見てていつも思う。
夏井さんは、選句の守備範囲(俳句の型など)に片寄りもなくとてつもなく広い気がするよなあ。

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