私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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マサバ(釣査259種目)はサギの恩返し::二爺のおとぎ話 後編

2020-10-17 13:08:55 | 海水魚
2020年10月17日(土)

マサバの若魚かな? 体長20cm弱


背のまだら模様がとても美しい魚だ!


タナゴ竿・ワカサギ仕掛けでの259種目なのである。


さてさて、あれは今週のはじめのこと。

草刈りに行った2人の爺さん、次の日、朝飯も食わずに波止へ。

「昨日のサギ、おもろかったな~!サギの恩返しなんかありゃええの~」と、人の好いおじいくん。

そうそう、おじいくん、昨日たくさん魚を食べさせてあげて、別れのあいさつまでしてたんぢゃ!


「んなもん、ありゃせんわいね」と、意地悪なU爺。

あれあれ? 波止に着くなり、昨日のサギが降りてきた。

あらら、おじいくん、昨日と同じように魚を好きなだけあげよるぞ!
そして、サギはさよなら!

なんせ2人ともあてにしてたメバルはサッパリ・・・
スズメダイの大群とクサフグ、たまにキュウセン・ホンベラ・コモンフグ・マアジ・ダイナンギンポ。

U爺は、目当てにしてたヘビギンポの姿を探しても探しても見つからん。
去年釣り落としとるから必死になっとったんぢゃ。

「そろそろ帰ろうや」と、U爺。
「そうぢゃな。波止のつけ根の浅いとこで終わりにしようかいの~!」

と、水深1mもない岩ブロックの上で「ありゃ~っ!」と、おじいくん。

それが、な、なんとなっ!マサバだったんぢゃっ!

あわてあわてて黒バケツへ。


「サバをこんな岩場の浅瀬で釣るか~っ?群れも気配もないのに、信じれんわ~!」と言いつつ
U爺、新鮮な海水を汲み、白バケツへと・・・


「サギの恩返しぢゃ!サギの恩返しぢゃ!」と、おじいくん大喜び。

「アカテガニは何も恩返ししてくれんかったのに・・・」
ブツブツブツブツ文句たれつつU爺、写真をとってあげたんであった!

おじいくん、ご機嫌で釣った小魚を持ち帰り、全部きれいに食べたとさ。

も~、兄貴と来るといつもこうなるからね、ちくしょ~!

人にも生き物にもやさしく接することの大切さ、いい教訓になるおとぎ話だね。
めでたしめでたし。(私はめでたくないけどね)


さてさてさて、日本沿岸に来るサバ属にはマサバとゴマサバの2種がいる。
ゴマサバは、側線から腹部にかけて細かい黒っぽい点々が現れるという。
が、若魚や釣ったばかりの時ははっきりと出ないこともあり、その特徴での判別は難しいらしい。

活きのいい時はしまってた第1背ビレも


少し弱ってくると出てくるようになった。


「持って帰って食べるから好きにいじっていいよ~」とのことなので

第1背ビレの大きさ(X)と第2背ビレ起点までの距離(Y)をはかる。


お~っ!
ほぼX=Yやんけ!

X≧Yならば、マサバ
X<Yならば、ゴマサバ(これ明らかな差になるよ)

マサバでいいみたいだね。
兄貴、前回のニシキハゼといい今回も参りました!

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